四日市市と米国ロングビーチ市は、1963年10月7日に姉妹都市提携を締結し、今年で55周年の節目の年を迎えます。

 

 ロングビーチ市は、米国のカリフォルニア州のロサンゼルスの南約30キロに位置し、人口は約47万人、全米第2位の港を抱え、経済活動が盛んで、規模は異なるものの四日市市との共通点が多いまちです。

 

 両市の姉妹都市提携55周年を迎えるにあたり、8月10日にロングビーチ市にて『記念式典・レセプション』が開催されました。

 

 当『記念式典・レセプション』等に合わせ、市関係者、市民(過去にロングビーチからの交換学生・教師をホストファミリーとして受け入れて頂いたご家庭)の皆様からなる訪米団がロングビーチ市を訪問しました。

 

 その記念式典の場で、ロングビーチ市のガルシア市長、四日市市・ロングビーチ市姉妹都市協会のプサワット会長との間で、更なる「友好交流促進」に関する覚書を締結しました。

 

 四日市市はこの55年間、ロングビーチ市との間で市民レベルの深い交流を続けてきました。

 

①交換学生・教師(トリオ)の相互派遣

 昭和40年から隔年で相互に高校生2人と教師1人を夏休み期間に約3週間派遣し、一般家庭でホームステイを行っています。

 

②英語指導員招請

 昭和61年から毎年、ロングビーチ市から英語指導員を受け入れ、市内中学校での英語指導をはじめ、小学校や幼稚園で国際理解教育の推進を行っています。

 現在、四日市市で活動する外国人の英語指導員の3分の2弱がロングビーチから当制度を使ってきて頂いています。

 

③医療交流

 平成14年から市立病院の医師等を1~2週間、ロングビーチ市内の病院へ派遣し、視察研修を行っています。

 

④大学交流

 夏季に四日市医療看護大学の学生を派遣し、語学研修等を行っています。

 

⑤地球環境塾

 平成20年から夏季に約1週間、姉妹・友好都市から学生を招いて、本市の学生とともに、地球環境問題について意見交換する機会を設けています。

 

 これらの活動が評価され平成26年度自治体国際交流表彰において、四日市市は「総務大臣賞」を受賞しています。

 

 四日市市は、他の自治体にない非常に高いレベルでの国際交流活動を継続しています。

 

 特に、四日市市の高校生は交換学生や地球環境塾への参加等、多くの国際交流の機会を準備しています。

 

 今後も多くの市民の方に、交換学生・教師(トリオ)の相互派遣や地球環境塾への参加やホストファミリーとして積極的に関わって頂きたいと思います。

 

 姉妹都市提携60周年に向け、更に両市の友好の絆を深めていきます。