先月発生した『大阪府北部地震』におけるコンクリートブロック塀の倒壊により、女児が犠牲になりました。

 

 これを受けて、四日市市でも緊急に「市有施設のコンクリートブロック塀の安全点検」を実施しました。

 

 その結果、市有施設に存在するコンクリートブロック塀の数は、66施設、82ヵ所あり、建築基準法施行令に不適合若しくは劣化・損傷ありと認められる「対応を要するコンクリートブロック塀」は29施設、37ヵ所存在しました。

 

 現在、担当部局において対応可能な塀から、撤去又はフェンス等への改修作業を進めています。

 

 撤去又はフェンス等への改修作業は、追加の予算が必要な場合がありますが、その場合も補正予算での対応で速やかに実施していきます。

 

 撤去又はフェンス等への改修が完了するまでの間、現存する「対応を要するコンクリートブロック塀」全てについて暫定的に表示やコーン等の設置により注意喚起を行っています。

 

 また、民間所有のコンクリートブロック塀については、市のホームページに自己点検の実施と適正な維持保全に係る情報を掲載し、啓発を行っています。

 

 これに関連して、四日市市役所では6月25日から建築指導課に相談窓口を設置しています。

 

 コンクリートブロック塀に関してご不明な点があれば、気軽にご相談下さい。

 

 また、通学路沿いのコンクリートブロック塀については、教育委員会が各小中学校の学校・PTA・自治会などと連携して安全点検を実施しました。

 

 そこで、危険と判断されたコンクリートブロック塀については、今後建築士による実態調査を行っていきます。

 

 更に、今後地震発生時における「コンクリートブロック塀等の倒壊による被害の防止」を図ることを目的に、危険なコンクリートブロック塀等を所有者が撤去する際の費用の一部を補助する制度について検討を進めており、出来る限り早いタイミングで制度を創設したいと考えています。