今年の3月に国立社会保障・人口問題研究所は、各自治体の2015年から2045年までの30年間の人口推計を発表しました。

 

 当発表によると、四日市市の2045年の人口は2015年の人口を基準にすると91.1%の水準になるとされています。

 

 つまり、30年間で8.9%の人口減少が進むことになります。

 

 ちなみに、以前行われた2010年から2040年までの人口推計調査を見てみると四日市市は30年間で12.6%の人口減少が進むとされていましたので、5年前から比べて人口減少率が3.7ポイント低下しており、四日市市の人口減少の速度が緩和していることが分かります。

 

 近年の四日市市の転入者の増加が本市の人口減少を鈍らせていると考えられます。

 

 一方で、三重県の2045年の人口は2015年の78.8%の水準、30年間で21.2%の人口減少になるとされています。

 

 しかも、5年前の調査から人口減少率が2.5ポイント悪化しており、三重県の人口減少の速度は加速しているといえます。

 

 更に、三重県の他市の30年の人口推計(2015~2045)を見ると、14市あるなかで四日市市が最も人口減少のペースが遅いという結果となっています。

 

 以前の人口推計(2010~2040)によると、四日市市は県内の14市中、人口減少のペースが遅い3番目でした。

 

 四日市市の上には鈴鹿市、亀山市がいましたが、この5年間で四日市市の人口減少ペースが緩和したことと、鈴鹿市、亀山市の人口減少ペースが悪化したことから、県下の市では四日市市が最も人口減少のペースが遅いという結果となりました。

 

 今後も四日市市が多くの方から選ばれるまちであり続けられる為に、本市の魅力向上に全力で取り組んでいきたいと思います。

 

 人口流入超過、つまり社会増にこだわったまちづくりを推し進めていきます。