四日市市では、今年度から三重県の市では初めて市内全公立小学校に英語専科教員を配置しました。

 

 文部科学省の「学習指導要領」の改訂に伴い、『英語』が2020年度から小学校3~4年生から外国語学習が繰り上げて開始されることになり、5~6年生は教科として学習することになります。

 

 これまで「外国語活動」であった英語教育が、小学校5,6年生は「教科」として取り扱われることになります。

 

 「外国語活動」ですと、英語を使い親しむことを目的とされていましたが、「教科」となると英語によるコミュニケーション能力の基礎を養うことが目的となります。

 

 更に、「教科」によって教科書を用いた授業になりますし、成績がつくようになります。

 

 グローバル化が進む時代において、小学校においても英語のスキル向上が求められています。

 

 ただし、英語の授業を指導するのは、基本的に担任の先生となります。

 

 これまで英語の指導の必要の無かった先生が、国語や算数等の教科と同様に、英語の授業を担当することになるのです。

 

 こういった状況は、現場の先生にとっても大きな負担になりますし、より専門性を持った先生に指導してもらう方が児童にとっても良い環境であるといえます。

 

 この様な課題に対応するべく、四日市市では今年度から全公立小学校38校に英語の専科教員を配置し、原則担任と英語専科教員二人での授業を実施しています。

 

 全小学校への英語専科教員の配置は、従来の県の教員配置に加えて、市が単独で非常勤講師を配置しなければ実現することが出来ません。

 

 四日市市では、市採用の非常勤講師を増やし対応をしています。

 

 市の財政的な負担も伴いますので、三重県市では初めての取り組みとなります。

 

 ですから、今年度から四日市市の小学生は学校に行くと常に英語専科教員がおり、英語に触れ合えるという環境となっています。

 

 『教育するなら四日市!』子ども達の英語教育の環境充実に対してもしっかりと取り組みを進めていきます。