四日市市役所では、昨年度に初めての試みとなる全職員を対象とした「職員アンケート」を実施しました。

 

  「職員アンケート」対象者は、正職員に加え再任用職員、嘱託職員、臨時職員を含む全職員を対象としています。

 

 全職員4,226人の内3,934人(93.1%)から回答があり、非常に高い回答率となりました。

 

 自由記述欄も設け、3,793件もの意見がありました。

 

 臨時職員も含めた全職員に自由記述まで含めたアンケートの実施は、先進的な取り組みとなります。

 

 アンケート結果については四日市市のHPに掲載しており、どなたでも見られるようになっています。

 

<四日市市HP職員アンケート>

http://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1523423508642/index.html

 

 これら職員の声を受けて、早速実現に移した取り組みや施策があります。

 

《ワーク・ライフ・バランスの充実》

 

 自由記述の項目の一つに「ワーク・ライフ・バランスについての改善案」があり、1,446件の意見がありました。

 

 この中から、「臨時職員の時間休制度」「時差出勤制度」等について、今年度から本格的に導入となりました。

 

 これまで、1日単位でしか休暇取得が出来なかった臨時職員から多くの声が寄せられたのは、「臨時職員の時間休の取得」でした。

 

 今回、臨時職員をアンケート対象に含めたことにより、現場の声を拾うことが出来ました。

 

 また、「時差出勤制度」についても多くの意見がありました。

 

時間外勤務の削減、ひいてはワーク・ライフ・バランスの改善に大きく繋がると判断し、今年度から全職員を対象に本格的に導入しました。

 

《事務事業の見直し》

 

 事務事業の見直しには620件の意見がありました。

 

 現場の職員だからこそ分かる貴重な指摘もあり、早速施策として実施や検討を始めたものもあります。

 

 保育園、幼稚園の保育士、教諭からは「保育園の事務作業の効率化」「幼稚園への空調設置」等の意見があり、今年度から保育園の事務補助員の配置を拡充し、幼稚園では保育室にエアコンを配備することとなりました。

 

 また、引っ越しや出生・死亡届の手続きの際に、他の窓口に案内するなど、処理時間の短縮化を図る仕組みとして、総合窓口やフロアごとの案内窓口の設置についての提案もありましたので、詳細な検討に入りました。

 

 その他にも詳細な検討の結果、有効性があると判断した項目については「行財政改革プラン」に位置付け、確実な実施へと繋げていきます。

 

 今回、実施した『職員アンケート』は毎年実施をいていきます。

 

 そして、ものが言いやすい提言がし易い、風通しの良い市役所の組織風土を作っていきます。

 

 この様に、四日市市役所はオール職員で様々な課題に対峙し、更に高いレベルでの解決手法を見つけ出していきます。

 

 四日市市役所の組織力の向上は、四日市市の力に繋がっていきます。

 

 今後も、力強く『市役所改革』を推し進めていきます。