今年度、四日市市の伝統産業、萬古焼の創始者である「沼波弄山(ぬなみろうざん)」の生誕300年を迎えます。

 

 沼波弄山は、享保3年(1718年)に桑名の廻船問屋の家に生まれ、茶道の趣味が興じ、元文年間(1736-1741年)に朝日町小向に窯を開き、自ら茶器を作りました。これが萬古焼始まりとなります。

 

 沼波弄山の生誕300周年を迎えるにあたり、萬古焼業界が中心となり『BANKO300thプロジェクト』を立ち上げています。

 

 『BANKO300th』ではBANKO archive design museum主宰者であり陶芸家の内田鋼一さんを総合プロデュ―サーに迎え、自由で斬新な発想のもと、三重県内の人はもちろん、国内、海外の人にも萬古焼が身近なものとなってもらうために、、四日市萬古焼のブランドや魅力などを国内外に発信していきます。

 

 『BANKO300th』は、萬古焼の拠点である「ばんこの里会館」を中心に展開されます。

 

 四日市市もこの記念すべき年に行われる『BANKO300th』に対して、支援を図っていきます。

 

 「萬古焼」は四日市市の代表的な地場産業であり、全国の土鍋の8割が四日市萬古焼という全国的に有数の焼き物となります。

 

 市としても海外からのお客様の来訪や海外への訪問の際には、四日市市を代表する記念品として萬古焼をお渡しすることが多いです。

 

 そして、私も応援に駆け付けた4月に「阪急うめだ本店」で開催されたイベントをはじめ、多くの事業が今年度開催されますので、是非とも多くの方に興味・関心を持ってもらい、参加して頂きたいと思います。

 

 また、現在、四日市市文化会館第二展示室にて四日市萬古焼の明治以降の作品を集めた展覧会「四日市萬古 明治から現代の作家たち」を開催しています。

 

 入場無料で7月1日までとなっていますので、是非お越し下さい。

 

 この1年、『BANKO300th』が熱い盛り上がりをみせます!