現在、四日市市が公園として整備を進めている久留倍官衙遺跡において、3月25日(日)にガイダンス施設『くるべ古代歴史館』を先行オープンします。

 

 『久留倍官衙遺跡』は、西暦672年の壬申の乱や740年の聖武天皇の東国行幸の舞台になっており、「日本書紀」や「続日本書紀」「万葉集」にも記されています。

 

 また、一般国道1号北勢バイパス建設に伴う発掘調査で、飛鳥時代から平安時代におよぶ朝明郡の役所跡が見つかり、平成18年に国史跡に指定されています。

 

 「くるべ古代歴史館」では、広く市民の皆さんに楽しんでもらえるように『久留倍官衙遺跡』の展示を行い、小中学校の学習の場としての活用を計画しています。

 

 3月25日(日)14時からの開館式典の後、15時から一般公開が始まります。

 

 『くるべ古代歴史館』の開館時間は、9~17時となり、月・火曜日、年末年始が休館日となります。

 

 ただし、開館直後の3月26日(月)、27日(火)は開館します。

 

 3月25日~5月13日の期間、開館記念展示として「壬申の乱ゆかりの地~吉野・宮滝~」を開催します。

 

 市は、『久留倍官衙遺跡』を平成18年に国史跡に指定されて以降、久留倍官衙遺跡公園の整備を進めてきました。

 

 今後、平成30年度に政庁東門(八脚門)の復元建設、平成31年度に歴史公園整備完了、そして平成32年度に全体オープンを予定をしています。

 

 多くの子ども達にも足を運んでもらい四日市市そして日本の歴史に興味を持って頂くきっかけになってもらえればと思います。

 

 是非、四日市市の貴重な遺跡となる久留倍官衙遺跡公園『くるべ古代歴史館』にお越し下さい。