今回のブログから、私の政策集『31万人元気都市宣言!』の詳細説明に入っていきます。

 

まずは、『子育て支援』の最重点施策である「子ども医療費窓口負担ゼロの実現」についてです。

 

 現在、四日市市では中学生までの医療費が無料化になっています(所得制限あり)。

 

ただし、三重県の方針により県下の自治体は全て一旦窓口にて医療費を払い、その後還付が行われる仕組みを取っています。

 

 しかし、三重県の様な医療費が無料にも関わらず一旦窓口にて支払いを要する自治体は、全国1,700を超える自治体の2割程度しかありません。

 

 言い換えると、全国の8割程度の自治体では、「子どもの医療費無料化=窓口負担ゼロ」なのです。

 

 なぜ、三重県は一旦窓口をさせるのか。

 

 これは、行政側の医療費負担抑制の力が働いています。

 

 一般的に、医療費が無料化であっても「窓口負担あり」と「窓口負担ゼロ」とを比較すると、医療費総額が3割増加すると言われています。

 

 3割増加する事により、行政の医療費負担額も増える事から医療費抑制の意味から三重県は窓口負担を住民に強いているのです。

 

 この医療費抑制がどんな影響を与えているかを整理すると、良い点、悪い点それぞれ以下の様に考えられます。

 

良い点:大した事がないにも関わらず医者に連れていく様な過剰診療を抑制出来る。

 

悪い点:医療費は無料であるが窓口で支払いがある為、手元にお金が無い時に医者に子どもを連れていけない

 

 私は、人間のモラルの問題として過剰診療は無くしていかなければいけない一方で、家庭の金銭的な問題で医療を受けられない子どもをつくってはいけないと考えます。

 

 こういった観点から、『子ども医療費窓口負担ゼロ』を実現させていきます。

 

次回のブログでは、『子ども医療費窓口負担ゼロ』の実現可能性と財政的なインパクトを説明していきます。