四日市市議会では6月22日に「総務常任委員会」が開催され、先日から取り上げている新図書館の建設を構想に含む『中心市街地拠点施設整備事業』の基本計画策定経費400万円の予算審議が行われました。
先日のブログでも書きましたが、「四日市市中心市街地活性化推進方策検討会議」が4月に報告書を提出し、その2ヶ月後の6月議会にての予算上程ですから、かなりのスピード上程であります。
通常、上程までに挟むべき議会との協議の場も、充分に設けられず非常に拙速感が漂う中での審議となりました。
《参考ブログ》
・【どうなる四日市市新図書館②】何が問題なのか。議会軽視の拙速な議会上程。
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12169265537.html
私も総務常任委員会において、かなりの時間を割いて質疑や疑問点を行政側に投げかけました。
私が今回の上程において抱いた違和感は以下の通りです。
① 検討会議から報告書が提出された後、議員説明会が開催されたのは1度きりで、しかもその議員説明会では「中心市街地拠点施設の設置場所を市役所東側に決定した」ことを伝えるという一方的なものであった。
そして、2ヶ月後の6月に設置場所を市役所東側とする事を前提とした基本計画を策定するという400万円の予算が上程されたというスケジュール。
なぜ、行政はそれほどまでに急ぐのか。
② 「四日市市中心市街地活性化推進方策検討会議」にて、中心市街地活性化の視点で市役所東側という場所が選定されたが、それはあくまでも中心市街地が活性化する為には拠点施設をどこに建てれば良いかという視点での議論であり、新しい図書館を建てるならどこかという議論が全く行われていないこと。
つまり私自身は、中心市街地拠点施設≒新図書館が市役所東側に建つ事について異論を述べているのでは無く、新しい図書館を建てるならどこが良いかという議論が一切無く、中心市街地活性化の為に市役所東側に中心市街地拠点施設を建てるからそのスペースで出来る図書館を作りましょう。という今の流れに不安を感じているのです。
綿密に練られた計画で無くとも、ある一定の新図書館像があった上で、市役所東側のスペースでもそのニーズに対応可能というある程度の見込みは必要だと考えます。
市民にとって大切な図書館な訳ですからどんな図書館にすればいいのかという視点を持って、もう少し丁寧に且つ、市民を巻き込んだ形で一大プロジェクトを進めていくべきだと考えます。
そういった意見を委員会で述べました。
そして、委員会採決にて、委員長を除く7人の総務委員の内、当補正予算案に賛成が2、反対が5と賛成少数となり、当補正予算案は予算常任委員会全体会に送られることになりました。
6月29日の予算常任委員会全体会の場で再度、全議員の中で当補正予算案が集中的に審議されることになりました。
《関連ブログ》
・【建設から43年、どうなる四日市市新図書館構想!】~先駆的な図書館が全国に続々と開館~
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12128280869.html
・【どうなる四日市市新図書館】場所は市役所東側に決まるのか。6月定例月議会に関係議案上程!
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12168589259.html
・【どうなる四日市市新図書館②】何が問題なのか。議会軽視の拙速な議会上程。