これまでも継続的に問題提起をしてきた四日市市における『待機児童問題』。


三重県下において、最も深刻な状況となっている本市の子育て環境に改善の可能性はあるのか。


 何と、平成28年度の年度初めにおける四日市市の待機児童数は過去最多となる64人となりました。


 昨年度、保育要件の緩和が行われた影響から、保育所に預けられるお子様の対象が拡大したことから本市においても待機児童数が急増しました。


 平成27年度の年度初めの本市の待機児童数は59人であり、三重県全体の待機児童98名の60%を超える状況となりました。


 三重県の待機児童数のおよそ6割が四日市市民という、不名誉な状況にあるのです。


そして、今年度はその昨年度を更に5人上回る64人の子ども達が待機児童となっているのです。


 「待機児童」とは通所できる可能性のある全ての保育所に入れなかった子どもの数であり、希望の保育所をいくつかに絞って保育所に入れなかった子ども達は「待機児童」に含まれません。


 これらの子ども達を含めると平成28年度の年度初めに「保育所の空きを待っている子ども達の人数」は197人に上ります。


 子育て世代に四日市市を選んでもらう為には、子育て支援、教育支援に徹底的に力を入れていかねばなりません。


 では、なぜ四日市市の待機児童数が過去最悪を記録したのか。


 昨年度の平成27年度、四日市市は1年間で145人の保育所の定員数を増加させました。


その一方で、保育所への入所希望者は1年間で156人増えたのです。


 四日市市においては、まだまだ保育所需要が急拡大しているのです。


 当問題の深刻さに鑑み、私はこの6月定例月議会において『増える待機児童問題に光は見えるのか』というテーマで一般質問を行います。 


【今後の市政報告会の予定】

・6月14日(火) 19時~ 羽津地区市民センター

・6月19日(日) 19時~ 神前地区市民センター

・6月20日(月) 19時~ 海蔵地区市民センター