先日、ある方から四日市市の住民税は高いのでは無いかとの質問を頂きました。


そういった質問を以前にも頂いたことがあり、市民の皆さんには四日市市の住民税が高いというイメージを持っている方がある程度いらっしゃる事が分かりました。


 では、四日市市の住民税は他市町に比べて、本当に高いのでしょうか。


答えは、ノーです。


 市町村民税については国により、「標準税率」が決められています。


 四日市市はこの「標準税率」を使用しています。


 住民税は、「均等割」と「所得割」に分けて計算されます。


 『均等割』の「標準税率」は3,000円、国が特別に定めた臨時特例措置(全国一律)が500円で『均等割』は合計3,500円になります。


 また、『所得割』の標準税率は6%です。


 三重県の全ての市町村は『住民税』の計算に標準税率を用いて課税しているので、三重県下の他市町と四日市市の住民税は同じとなるのです。


 名古屋市が住民税を減税したという話は有名ですが、名古屋市では「均等割」(3,300円)「所得割」(5.7%)共に標準課税からの減税を行っています。 


 逆に、財政破たんした夕張市や都市計画税を廃止した兵庫県豊岡市は、住民税の増税を行っています。


 この様に、住民税は各自治体で自由にその水準を決める事が出来るのですが、大半の自治体で「標準税率」を使用しており、横並びの状態です。


ですから、四日市市の住民税が高いという話は誤った情報です。


三重県、どこに住んでも住民税は一律です。


 今後も皆さんの四日市市に対するマイナスイメージを少しでも払しょく出来るように情報発信に努めていきます。