1月25日に開催された議員説明会において『公立幼稚園の適正化基本計画』が示されました。


この基本計画は、現在園児数が著しく減少している公立幼稚園における教育環境の適正化を近々の課題とした「四日市市幼稚園・保育園のあり方検討会議」の報告書を踏まえて策定されました。


 公立幼稚園を取り巻く環境は大きく変わろうとしています。


 先日のブログでは、『公立幼稚園の利用料金体制の変更』について取り上げました。


《参考ブログ》

【四日市市の幼稚園・保育園の今後】公立幼稚園の利用料改定!~応益負担から応能負担へ~

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12116268054.html


 そして、今回の『公立幼稚園の適正化基本計画』では、教育環境の適正化に向けて7つの公立幼稚園を対象として統合、認定こども園化、廃園の方針が示されました。


 まず、公立幼稚園における適正規模を、1学級あたり18人を下回らない人数と定めました。


公立幼稚園は現在4歳児、5歳児クラスのみですが、各園児数が18人に満たない場合は4歳児、5歳児を混合クラスで園を運営しています。


 今回適正化計画の対象となったのは、この混合クラスが3年以上継続している公立幼稚園です。


 対象となった公立幼稚園は「神前幼稚園」「保々幼稚園」「高花平幼稚園」「楠南幼稚園」「塩浜幼稚園」「納屋幼稚園」の6園です。


 今後の方向性として、「神前幼稚園」は神前保育園と幼保連携型認定こども園に再編、「保々幼稚園」は保々保育園と幼保連携型認定こども園に再編、「高花平幼稚園」は笹川中央幼稚園と統合、「楠南幼稚園」はくす南保育園と幼保連携型認定こども園に再編、この再編を受け「楠北幼稚園」もくす北保育園と幼保連携型認定こども園に再編されることになります。


 また、「塩浜幼稚園」についてはこれまでも塩浜西保育園と幼保一体化園として運営していましたが、このタイミングを契機に幼保連携型認定こども園に変更されます。


 そして、平成24年度から休園中であった「納屋幼稚園」が廃園とされます。


 こういった方針が、今後各地域に対して示されることになります。


 大きく変わろうとする四日市市における就学前教育の状況、今後の公立幼稚園の方向性について、今後も当ブログで積極的に発信していきます。


<過去の関連ブログ>

【四日市市の幼稚園・保育園の今後】公立幼稚園の利用料改定!~応益負担から応能負担へ~

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12116268054.html