先日、小学校6年生、中学校3年生を対象として国語A,B、算数(数学)A,B、理科の5教科で実施されている『全国学力・学習状況調査』の2015年度の結果が発表されました


 昨年度、三重県は小学校6年生の全教科平均正答率は全国47都道府県で最下位という最低の結果でした。


 今年度の三重県、そして四日市市の学力テストの結果はどうだったのでしょうか。


 まず、中学校3年生


 三重県は、国語Aが36位、国語Bが39位、数学Aが23位、数学Bが27位、理科33位という結果で、全教科の平均正答率は全国34位となり、前年度に比べ改善が見られました。


 四日市市は、国語Bを除く4教科で、正答率が三重県平均、全国平均を上回るという結果でした。


 健闘しているとは言えるものの、昨年度は全教科で全国平均を上回っていたことから、若干の低下がみられたと言えます。


 次に、小学校6年生。


 三重県は、国語Aでは全国43位、国語Bでも全国25位、算数Aでは26位、算数Bでは30位、理科41位という結果で、全教科の平均正答率は36位と全国最下位を脱出しました。


 一方で、四日市市は、5科目全教科で全国平均、そして三重県平均を下回る結果となりました。


 昨年度は、全国平均は下回るものの、三重県平均を上回るという結果で、三重県の学力を牽引していましたが、今年度は県平均を下回るという残念な結果となりました。



 2015年度学力テストの結果を全体のデータから分析すると、三重県は依然低いポジションにいるものの全体として改善傾向にあるが、四日市市は三重県に他の自治体に比べ伸び悩んでいると言えます。


 学年により、学力の波はあると考えても、決して四日市市の学力が高いとは言える状況ではありません。


 特に、小学校6年生の平均正答率が、三重県平均を下回っているこの現状を重く捉え、改善にあたっていかねばなりません。


 学力テストの成績については様々な議論がありますが、文部科学省が学力測定の目安としている限り、より高い成績を目指す姿勢を取る必要があります。


 田中市長は昨年度学力を全国トップレベルにする為に、市独自にアクションプランの策定を行うという事を述べていますが、その効果が現れているとはいい難い状況です。


《過去ブログ》

・【全国学力テスト】~小学校正答率で三重県が最下位!~ どうする!四日市市の子供達の学力~

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11937155834.html


・【全国学力テスト】~小学校正答率で三重県が最下位!②~学校別成績公表について考える

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11940943180.html