7月31日に水沢町の足見田神社にて、『水まつり』が行われました。
『水まつり』は昔から続く、水沢の夏のお祭です。
水まつりでは、「お諏訪おどり」が奉納されます。
お諏訪おどりは1720年に、干害に苦しむ水沢町の庄屋で瀬戸用水の完成に尽力した辻久善翁への「お礼踊り」として奉納したことに始まります。
お諏訪おどりを簡単に説明すると大きな太鼓を首に抱えて踊る太鼓踊りであり、昭和48年に四日市市の無形民俗文化財に指定されています。
私は、4回目の「太鼓踊り」に挑戦しました。
「太鼓踊り」には、いくつか曲があるのですが、今回はまつりの最初に踊る『お宮宿入り』を踊らせて頂きました。
四日市市の無形民俗文化財に指定されている『お諏訪踊り』に関われるというのは水沢に生きる人間として大変名誉な事です。
この『お諏訪おどり』ですが、水まつりの10日程前から毎晩練習が行われます。
私は公務等の関係で半分くらいしか参加出来ませんでしたが、日々練習を重ねて来ました。
そして、「お諏訪おどり」は、お諏訪おどり保存会の皆さんが昔からの伝統を継承しています。
郷土愛とは、そういう伝統を継承していく所に生まれるものと感じます。
水まつりがこうやって長年、皆に親しまれ盛大に行えるのもお諏訪おどり保存会の皆さんのおかげです。
今年もお諏訪おどりの機会を与えて頂き、本当に感謝しております。
現在、お諏訪おどりは小学生から参加出来、多くの子供達も唄い手、踊り手として活躍しています。
長男は、今年小学校1年生で初めて唄い手として「お諏訪おどり」に参加しました。
親子揃って参加出来たことは、また一つ嬉しい事となりました。
今後も、地元の大切な伝統芸能である「お諏訪おどり」に関わっていきたいと思います。
最後に、『お諏訪踊り』は11月8日に行われる「第57回近畿東海北陸ブロック民俗芸能大会岐阜大会」に出場することが決まっています。