四日市市議会は、6月30日に平成27年6月定例月議会 最終日を迎えました。
6月3日から始まった6月定例月議会は28日間に渡り、平成27年度補正予算案等を中心とした議論が行われました。
最終日の本会議では、15議案、3発議、1請願の採決が行われました。
今回の定例月議会で大きな争点となったのは、先日ブログでも紹介した市が大和ハウス工業が建築するマンションの一角を6,000万円で購入するという『中心市街地公民連携型情報発信・市民交流拠点整備事業』の補正予算審議でした。
《過去ブログ》
【産業生活常任委員会】中心市街地拠点整備に8,900万円~マンションスペース取得は有効か!~
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12040030677.html
結果として、本会議では16対17という僅差で反対が多数となり、当補正予算は否決されました。
このことで、市はマンションの一角の購入を断念しました。
私は購入に賛成の意思表示を行いましたが、今回の議案の上程プロセスや内容にも大きな問題があったと認識しています。
当議案に反対した議員の方々で、中心市街地の活性化自体を否定している人はいないと認識しています。
大通りに面しておらず、マンション居住者への配慮として大きな音が出せないという用途が限られた123㎡という使い勝手の悪い物件。
そして、行政が実際にその場で何を行うかという具体的な提案が無い状況でのスペース購入に抵抗を示される議員いてもおかしくはありません。
私も不満はありましたが、それでも何とか活用していく方策があるのではないか。むしろ中心市街地活性化の為に何としてでも活用していく方策を考えていかなければならないという思いで賛成しました。
昨年度の議員説明会から、この課題は議会で取り上げられてきました。
その課題を、行政側は結局この6月定例月議会まで詰められる事が出来ずに、議案上程となった経緯には残念としか言いようがありません。
数ヶ月の間に、行政の本気度が見えなかった議案でもありました。
行政の上程プロセスにも大きな問題があったと考えます。
今回の予算は否決されてしまいましたが、これで中心市街地の活性化施策が止まった訳ではありません。
中心市街地の活性化には全議員が問題意識を持っています。
本当に、有効な方策は何かを、もう一度真剣に議論していかねばなりません。
今回の否決が新たな中心市街地活性化への取り組みのスタートだと、前向きに捉えていかねばなりません。
◎今6月定例月議会の『議会報告会』は、以下の通りです。
〔〕内は、シティミーティングのテーマです。
■平成27年7月6日〔月〕 18時30分~20時45分
・総務常任委員会
⇒塩浜地区市民センター 2階大会議室
〔防災対策について〕
・都市環境常任委員会
⇒神前地区市民センター 2階大会議室
〔ごみ・リサイクルについて〕
■平成27年7月7日〔火〕 18時30分~20時45分
・教育民生常任委員会
⇒総合会館 8階第4会議室
〔教育民生常任委員会の所管事項全般について〕
・産業生活常任委員会
⇒あさけプラザ 2階第4・5会議室
〔四日市市の観光・文化振興について〕
私が委員長を務める産業生活常任委員会は、あさけプラザ 2階4.5会議室にて開催します。
シティミーティングでは、『四日市市の観光・文化振興』について取り上げます。
今年度「四日市市観光・シティプロモーションに関する総合戦略会議」が発足し、観光振興に関する新しい条例や観光戦略の策定に向けて動き出しています。
こういった点から、四日市市の観光・文化振興についてをシティミーティングのテーマとして取り上げています。
直接沢山のご意見を頂きたいので、ご興味のある方はぜひお越し下さい。