今回のブログは、「2015年四日市市議会議員選挙」の振り返り記事第2弾です。
第1弾では、四日市市議会の若返り(平均年齢の変化)について触れました。
≪過去ブログ≫
【2015四日市市議会議員選挙を終えて】四日市市議会は若返ったのか?
⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12022034635.html
第2弾は、下がり続ける投票率について触れていきます。
今回の四日市市議会議員選挙の投票率は、前回の2011年四日市市議会議員選挙と比較して2.74ポイント低い48.16%と四日市市議会議員選挙における過去最低を記録しました。
過去最多の12名が落選する激戦となった今回の四日市市議会議員選挙でしたが、下がり続ける投票率に歯止めを掛けることが出来ませんでした。
ここで、今回の選挙の投票率を細かく分析してみます。
①期日前投票の増加
前回の2011年選挙と比べて大きな変化があったのが、期日前投票の増加です。
前回の期日前投票率は、5.69%だったのが今回は7.98%と2.29ポイント増加しました。
人数でみると、13,864人から18,383人と4,519人増加となります。
今回投票に行った人が118,015人ですから、今回投票に行った人の6.4人に1人は期日前投票だったことになります。
前回の選挙が8.9人に1人が期日前投票というデータからすれば、着実に市民の方の期日前投票のニーズは高まっていると言えます。
②各投票所の投票率の推移
当日の投票所は前回より2ヵ所増え61ヵ所となりました。
速報値ですので期日前投票は含まれていない当日のみの投票率ですので参考値となりますが、投票率の高かった投票所ベスト5は以下の通りです。
①水沢 60.60%
②富洲原第一 57.96%
③楠第二 54.87%
④富田第二 52.14%
⑤桜台 51.77%
参考値ではありますが、私の地元の水沢が最も高い投票率であった事は嬉しい限りです。
一方で、投票率の低かった(期日前投票を除く)ワースト5は以下の通りです。
①中央第一 28.31%
②常磐第一 28.76%
③中央第五 29.21%
④常磐第二 30.86%
⑤三浜 31.53%
市中心部にて投票率が低い傾向があります。ただ、これらの地区は期日前投票所が近いということから期日前投票で投票を行った方も多い為、最終結果では投票率が高くなる可能性もあります。
期日前投票も含めた各投票所の投票率の集計は、相当時間が掛かるとのことでしたので今回は参考値のご紹介とさせて頂きました。
問題解決の糸口は、データ分析から始まります。
『期日前投票の増加』『市中心部での投票率の低下』等いくつかのキーワードが見えてきました。
こういった様々なデータを分析しながら、より投票率を上げる為の施策を考えていかねばなりません。
しかし、本当に投票率の向上を図ろうと思えばやはり政治家一人一人が信頼される日々の取り組みをしていかねばならないです。
一人の政治家として、今後も「政治の信頼を取り戻す」を掲げて、日々の活動に邁進していきたいと思います。