前回のブログで、この度の四日市市議会選挙において四日市市議会の若返りははかれたのかという内容の記事を書きました。


 結論からすると四日市市議会議員の平均年齢は、2011年の選挙時が53.0歳であり、今回の2015年の選挙時が53.2歳と0.2歳若返ったことになります。


 そもそも、全国の地方自治体議員の平均年齢が60.1歳〔2014年12月~2015年2月:毎日新聞調べ〕ですので、四日市市議会は全国的に見ても若い議会となります。


 四日市市議会のその若返りが着実に進んでいることは喜ばしいことだと思います。


ただ、前回のブログでも述べましたが、若ければ良いというものではありません。


 市議会は様々な年齢の議員で構成され、幅広い世代の意見が集約される場であるべきだと思います。


 ただ、日本人全体の平均年齢が46歳という点からも、地方議会の平均年齢が高めになっている事実に変わりはありません。


 今年の3月の記事ですが、毎日新聞が以下の興味深いデータを掲載しました。


『「政策条例」の制定に積極的な自治体議会では、議員の平均年齢が低い傾向にある』




 「政策条例」とは、議員が自ら条例案を作って行政に政策を実行させる条例です。


これが正に、いつも私が訴えている『行政がやらねば議会が動く!』です。

この「政策条例」の数は、自治体議会の改革度を測る指標となっています。


 毎日新聞の調査に回答した全国1,592議会の内、2011年4月以降の4年間で「政策条例」を可決した議会は274議会の全体の17%にとどまり、「政策条例」を2件以上可決した議会は93議会で全体の6%と低い数値になっています。

 この中で、議員平均年齢が60歳未満の議会は全体の30%程度にすぎませんが、「政策条例」1件可決の46%、2件以上可決の68%を占めており、「政策条例」の制定に意欲的である傾向があるとされています。


 では、四日市市議会におけるこの4年間の「政策条例」制定への動きはどうだったのでしょうか。


 四日市市議会では、この4年間に3本の「政策条例(改正含む)」を可決しました。


①平成24年8月定例月議会 『四日市市観光大使設置条例』


②平成26年11月定例月議会 『四日市市市民協働促進条例』


③平成27年2月定例月議会 『四日市市開発許可等に関する条例』(一部改正)


 つまり、四日市市議会は1,592議会の内の「政策条例」を2本以上可決した93議会(6%)の一つに入っていることになります。


 私も1期目の4年間に、条例制定(条例改正)にこだわって活動してきました。


 これまでのブログでも紹介してきましたが、『四日市市観光大使設置条例』『四日市市開発許可等に関する条例』についても議会での提案、取り纏め等について積極的な動きを取り、大きく関与してきました。


【関連記事】

http://www.mori-tomohiro.net/http%3Aameblo.jpmori-tomohiro/features/


 四日市市議会は他の議会に引けを取らない活動をこれまでやってきたと自負しています。


 2期目もこれまでの活動と同様に、「政策条例」の提案を積極的に行い、各議員と連携を図り、議会から四日市を変えていくという動きを先導していきたいと思います。