先日、文部科学省から平成25年度の全国学力テストの結果が発表されました。
全国学力テストは今年度4年振りに全員参加となり、全国の小学校6年生、中学校3年生全員が対象となりました。
三重県は、47都道府県中、小学校で42位、中学校で36位といずれも低い結果となりました。
今回の全国学力テストは、小学校が国語A(知識)、B(活用)、算数(知識)、B(活用)の4科目、中学校も国語A(知識)、B(活用)、数学(知識)、B(活用)の4科目で行われました。
これら小中学校の全8科目において、三重県は全国平均を下回っているのです。
以前から、三重県の学力テストの結果が悪い事は課題になっていましたが、今年度もその傾向は続いています。
では、四日市市だけを見てみるとどうでしょうか。
8科目全てにおいて三重県平均は上回っているものの、全国平均を上回っているのは中学校数学A(知識)のみであり、他の7科目においては全国平均を下回っているのです。
学力と言っても様々な捉え方があり、全国学力テストの結果が全てでは無いとは思いますが、やはり全国全ての小学校6年生、中学校3年生が対象となった全国学力テストで四日市市の結果が概ね全国平均を下回ったという事は重く受け止めなければなりません。
県内での成績に甘じるのでは無く、全国レベルでどうかという認識を常に持たねばなりません。
10月21日の読売新聞で、文部科学省が『来年度以降、全国学力テストの学校別成績の公表を解禁する方向で検討』との記事が出ました。
これまで、文部科学省は「学校間の過度な競争や序列化を招く」として、学校別の公表を認めてきませんでした。
しかし、今後は各市町村教育委員会の判断で公表を可能とするというのです。
自らの強み・弱みを知り、今後の学力向上に向けた取り組みに活かしていくという観点から、私はこの流れを肯定的に受け止めています。
市をあげて、子供達の学力向上に努めていく必要があります。