四日市市議会平成25年度8月定例月議会での私の一般質問項目は以下の通りとなっています。

=================================================

1. 拡大する有害鳥獣被害にどう立ち向かうか

 ~「追い払い」から「駆除」への転換を~


2. ゴミ行政について考える

 ~部局の垣根を越えた行財政改革への取り組み提言~

 (1) 小中学校におけるゴミ収集の実態 【その後の対応】

 (2) 四日市市のゴミ収集業務の現状

 (3) その先に見えるものは

=================================================


 今回のブログでは、一般質問の2項目目の『ゴミ行政について考える (2)四日市市のゴミ収集業務の現状』のアウトラインを書いていきます。


 『ゴミ行政について考える (1)小中学校におけるゴミ収集の実態【その後の対応】』については、前回のブログを参照下さい。

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11605096929.html


 現在、四日市市では「燃やすゴミ」の全て、「燃やさないゴミ」の一部を市職員が収集しています。



 市職員の収集は、月・火・木・金曜日が「燃やすゴミ」で、水曜日が「燃やさないゴミ」で週5日稼働しています。


 各日32台のゴミ収集車が収集を行っており、運転手・作業員の合計70人が乗り込みます。


その70人の収集要員に対して、80人の担当職員が在籍します。

 この人員配置が適正かどうか?


 ゴミの収集日は年間260日に対して、正職員は有給休暇20日、夏期休暇6日の合計26日の休暇を取ることが出来ます。

 一方、臨時職員は年間10日程度の有給休暇があります。


 正職員、臨時職員の人員構成を踏まえ理論値を計算すると、ゴミ収集要員の110%の人員で年間を通して32台の清掃車は運行出来る事になります。

 そうなると適正職員数は、70人の収集要員に対して77人になります。


ただ、突発的な事象も存在し、理論値通りにいかないケースもある事から、非常時の人員が必要である事も理解出来ます。

 この部分については様々な議論があるものの、ここではっきり言える事は70人の収集要員に対して80人の体制は十分であるということです。


 しかし、実態はそうでは無いのです。

平成24年度の32台の清掃車の休車状況を調査した所、年間74台の清掃車が運行していない状況が存在しているのです。


 清掃車が運行していないという事は、その日に出勤した職員が69人以下という事になります。

つまり、80人いる職員が10人以上欠席する日があるという事です。


 突発的な事象はあるにしろ、70人のゴミ収集要員を80人で補えない日が年間74回もある事になります。

 中には、1日で複数台、休車の日もあります。


 果たして、ゴミ収集作業員のシフト管理はどうなっているのか。

 しかも、休車が発生すると他の清掃車でカバーする為、必然的に時間外労働になり残業代が発生するのです。


 非常に憤りを感じます。

 70人のシフトを80人で回す。


そんなに難しいことでしょうか。バイトでのシフトでも容易に出来そうです。

さすがに予め休車が出る様なシフトは組まないので、休車が出るという事は当日欠席という事になります。


 通常では考えられない事が清掃現場では起こっているのです。

 これまで、どの議員も触れてきませんでしたが、これは大きな問題をはらんでいます。


「シフト管理の徹底」と「清掃作業員の意識の向上」を強く訴えていきます。


■8月定例月議会 一般質問 予定時間

9月4日 13時~


*傍聴やCTY・インターネット中継にてご覧頂ければ幸いです。