四日市市議会平成25年度8月定例月議会での私の一般質問項目は以下の通りとなっています。


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1. 拡大する有害鳥獣被害にどう立ち向かうか

 ~「追い払い」から「駆除」への転換を~


2. ゴミ行政について考える

 ~部局の垣根を越えた行財政改革への取り組み提言~

 (1) 小中学校におけるゴミ収集の実態 【その後の対応】

 (2) 四日市市のゴミ収集業務の現状

 (3) その先に見えるものは

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 今回のブログでは、一般質問の2項目目の『ゴミ行政について考える (1)小中学校におけるゴミ収集の実態【その後の対応】』のアウトラインを書いていきます。


 ちなみに、一般質問1項目目の『有害鳥獣について』のアウトラインは前回、前々回のブログをご参照下さい。

【第1弾】http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11601681036.html

【第2弾】http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11602357333.html


 私は、1年前の平成24年度8月定例月議会において、当時教育委員会が所管する「小中学校・幼稚園」と福祉部が所管する「保育園」のゴミ収集の違いについて取り上げ、「小中学校・幼稚園」のゴミ収集に関する業務委託契約の不当性について訴えました。


 今回の質問は、その追跡質問となります。


1年前の一般質問の内容は以下の通りです。


 「小中学校・幼稚園」と「保育園」のゴミですが、当時大半のゴミについての同様の収集方法を取っていた中、「事業系一般廃棄物の埋立ゴミ」と「資源ゴミ」についてだけ、両者の収集方法が異なっていました。

 「保育園」では、その2種類のゴミを保育士や担当課の職員が直接、処分場に運んでいる一方で、「小中学校・幼稚園」ではその2種類のゴミ収集を民間業者に業務委託しているのです。


 この民間業者への業務委託に関して、4点の不当性を訴えました。

 まず、1点目。


 同種類のゴミであるのに、福祉部の所管する「保育園」は職員自らがゴミを運んでいるのに対して、教育員会の所管する「小中学校・幼稚園」ではなぜゴミの収集を民間業者委託としているのか。


 そして、2点目。

 この民間業務委託ですが、平成23年度実績で1回当たりの収集、つまり1校、1園の収集に42,000円支払っています。

 「埋立ゴミ」「資源ゴミ」共に、42,000円という単価設定です。

資金化可能であり、無料でも引き取る業者がある「資源ゴミ」についても、「埋立ゴミ」と同様の42,000円の単価設定は不当では無いか。

 次に、3点目。

この業務委託ですが、1回のゴミ収集毎に業者に対して業務完了の写真を提出させています。

即ち、回収したゴミの写真が存在するのです。

平成23年度のゴミの収集回数は213回あり、その全ての213枚の写真を確認したところ、ゴミ袋3袋程度の写真が相当数存在しました。

 つまり、教育委員会はゴミ袋3~4袋程度のゴミの収集で、業者に42,000円払っていたことになります。

 このゴミ袋3袋程度のゴミ収集に42,000円払っている状況をどう考えるか。


 最後の4点目として。


 この民間業者のゴミ収集回数は年間210回程度行われており、年間900万円前後の事業規模になっています。


 「四日市市契約施行規則」第30条の2では、業務委託契約においては年間50万円以上の契約は一般競争入札を行わなければならないと定めています。


 しかし、このゴミ収集については年間900万円程度の事業規模であるにも関わらず随意契約で契約されているのです。


 なぜ、年間900万円規模の業務委託契約にも関わらず、競争入札を行わず随意契約で契約されているのか。


 実は、平成23年度の実績を見てみると、年間900万円程度の業務委託が28本の契約に分割されており、各契約が50万円未満となるように設定されているのです。


 これは完全に『一般競争入札逃れの分割発注』では無いか。そして、「四日市市契約施行規則」に抵触する可能性があるのではないか。と主張しました。


 この一般質問から、1年経ち、当問題がどう改善されたのかを確認します。


また、『一般競争入札逃れの分割発注』という事実を重く受け止め、更なる追求を行っていきます。


■8月定例月議会 一般質問 予定時間

9月4日 13時~


*傍聴やCTY・インターネット中継にてご覧頂ければ幸いです。