以前のブログでも紹介しましたが、現在四日市市教育委員会は平成26年度の三浜小学校の複式学級化を回避する為に、平成26年度からの「三浜小学校」と「塩浜小学校」の統合を推し進めています。


【参照】以前のブログ⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11533824534.html


 両校の統合は、私が副委員長を務める「教育民生常任委員会」にて集中的に議論が行なわれています。


 揉めに揉めた東西橋北小学校統合と異なり、スムーズに進むと思われていた三浜・塩浜小学校の統合ですが、ここに来て大きな問題が浮上してきました。


 新聞紙面でも取り上げられておりますが、両校の統合における教育委員会の『スクールバス』の対応が大きな波紋を呼んでいます。


 当ブログにおいてもこの三浜・塩浜小学校統合スクールバス問題を継続的に取り上げ、市民の皆様のご意見もお聞きしながら共に当問題の解決に当たっていきたいと考えています。



 まず、三浜・塩浜小学校統合に向けて事前に教育委員会が保護者の方と意見交換を行った際に、通学路の変更を余儀なくされる三浜小学校の保護者から、通学路の安全対策について不安視する声が上がってきました。


 これに伴い、三浜・塩浜小学校の保護者や自治会等のメンバーで構成される「新しい学校づくり準備委員会」にて、『スクールバス』の検討がなされるようになりました。


 この「新しい学校づくり準備委員会」でのスクールバス議論がこれまで十分議会に報告されず、議会の意見を聞くこと無く「スクールバス運行」の話が教育委員会と保護者等の間で進められ、「スクールバス運行」が既成事実化してしまっているのです。


 その段階で、教育委員会から議会(教育民生常任委員会)へ「スクールバス運行」の報告がありました。


 教育民生常任委員会の説明の場で、市教育委員会は「四日市市スクールバス運行基準(案)」を示し、これに基づいて三浜・塩浜小学校の統合においてスクールバスを運行させたいと表明しました。


 「四日市市スクールバス運行基準(案)」の内容は、以下の通りです。


 学校規模等適正化に伴う市立小学校の統合、通学区の変更による児童の通学環境の急激な変化に対処する為、次の条件いずれにも当てはまる場合にスクールバスを運行するというものです。


①通学距離が概ね2km、通学時間が概ね30分を上回ったとき。


②スクールバスを運行しないものとして想定した通学路において、通学時における交通量が多いこと、道路幅、歩道等通学の安全のための設備が十分ではないこと等を考慮して、通学時の児童の安全の為の対処が必要であると認めたとき。




 次回のブログでは、市内公立小学生の通学実態を紹介していきます。