先日のブログで、6月定例月議会 教育民生常任委員会にて審議された『成人風しんワクチン等接種公費助成事業費』補正予算の内容について書きました。

(⇒http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11557192291.html


 今回の教育民生常任委員会では、上記の『成人風しんワクチン等接種公費助成事業費』補正予算以外にも『予防接種』関連の話に多く時間が割かれました。


 その他の予防接種に関する議論は以下の通りです。


■水痘(水ぼうそう)・ムンプス(流行性耳下腺炎・おたふくかぜ)ワクチン接種費用の公費助成を求める請願の採択


 四日市医師会から上記の内容の請願が提出されました。


 他の自治体ではこれら予防接種に対して公費助成を行っている所も多いのですが、四日市では当予防接種は全額自費負担となっています。


 予防接種率の向上の為にも公費助成が必要であるといった趣旨の請願でした。


当請願とは、教育民生常任委員会では満場一致で当請願を採択しました。


 「請願」とは市議会に対して市民等が希望を文書で伝えるものです。


ここで注意すべき点は、請願が採択されたからと言ってそれが直ちに予算として実現するとは限らないという事です。


 市民から声が上がり、議会に請願を提出し、議会もそれを認めたとなっても、その想いを行政側が受け入れなければそれが施策として実現する事はありません。


 従って、水痘・ムンプスワクチン接種の公費助成については当請願が採択されたからと言って、直ちに実現する訳ではありません。


 議会としては継続して、行政にこれらの予防接種についての接種費用助成について働きかけていくことになります。


■子宮頸がん予防ワクチン積極的接種の中止


 教育民生常任委員会において、「子宮頸がん予防ワクチン」の件も話題に挙がりました。


 現在、「子宮頸がん予防ワクチン」は定期接種の対象となっており、行政としてもこれまで積極的に接種を呼び掛けて来ました。


 しかし、厚生労働省は今月に入り、当ワクチン接種に副作用の恐れがあるとし、地方自治体に対して『子宮頸がん予防ワクチンの積極的な接種呼び掛けを一時中止する』様、勧告しました。


 これを受けて、本市でも「子宮頸がん予防ワクチン」接種は有効性リスクを十分に理解した上で受ける様に呼び掛けていく事になります。


 今後はリスクを考慮して自己判断での接種という流れになります。


 「子宮頸がんの予防」の重要性と副作用の可能性の2つの要素を考慮して頂き、接種を行って頂く事になります。


 「子宮頸がん予防ワクチン」を接種しようとされていた方は、ご留意下さい。