前回のブログに引き続き、今回のブログでも「四日市市議会 平成25年度 6月定例月議会一般質問」の報告をさせて頂きます。


 今回は、質問項目3項目目の『取り残される市街化調整区域 ~人口減少にどう立ち向かうのか~』について取り上げます。


 四日市市は、今年の3月に『四日市市住生活基本計画』を策定しました。


『四日市市住生活基本計画』とは、本市の住生活に関する基本理念、目標、具体的な施策を示す重要な計画になります。


この計画は、『四日市市総合計画』を上位計画とし、『都市計画マスタープラン』等の関連計画との整合性が図られなければならない計画です。


 ところが、『四日市市総合計画』及び『都市計画マスタープラン』に大きく記載のある「農村集落」という記載が、『四日市市住生活基本計画』の重点施策には一切記載がないのです。


 『四日市市住生活基本計画』の重点施策は以下の3項目です。


1.郊外住宅団地の再生


2.老朽危険家屋の対策


3.鉄道駅を中心とした住まいづくりの促進


 具体的な施策展開の段階で、「農村集落(市街化調整区域)」の記述が完全に削ぎ落とされた訳です。


 市街化調整区域は現在、大きな人口減少問題を抱えています。


 四日市市には24の地区がありますが、過去20年の人口減少率が高い上位5地区は以下の通りです。


《対平成4年度比》

1. 橋北地区  ▲1,804人 ▲23.6%


2. 塩浜地区  ▲1,995人 ▲23.3%


3. 小山田地区▲1,052人 ▲17.8%


4. 県地区 ▲786人 ▲10.3%


5. 水沢地区  ▲359人 ▲9.6%


 「小山田地区」「県地区」「水沢地区」においては、正に農村集落(=市街化調整区域)であります。


 駅も無い市街化調整区域を市はどうしようとしているのか。


 市街化調整区域は見放されたと捉えてもおかしくはありません。


こういった市の市街化調整区域軽視の姿勢を問いました。


 市に対して、市街化調整区域の人口減少問題についても真剣に目を向けて頂きたいを訴えました。


 また、市街化調整区域の人口減少問題にどう立ち向かっていくのかという視点でも、具体的な施策について問うていきました。


 一般質問の動画は、四日市市議会のHPでもご覧になれますので、ぜひご覧下さい。

http://www.kensakusystem.jp/yokkaichi-vod/cgi-bin4/ResultFrame.exe?Code=5fjfx2r8vulr8lmxj3