前回のブログに引き続き、(仮称)大矢知中学校の過剰なまでの校地面積、不可解な5,000㎡の行っていきます。


 前回のブログ(http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11485147009.html )にて、大矢知興讓小学校の運動場の面積が狭いという算出根拠から、(仮称)大矢知中学校の運動場の面積が5,000㎡追加されているという説明をさせて頂きました。


 では、本当に大矢知興讓小学校の運動場の面積は、新しい中学校にて追加の面積が必要な程他の市内小学校に比べて突出して狭いのでしょうか。


 ここで、平成28年度に生徒数が600人を超えると試算されている市内中学校9校の運動場面積比較表を作成しました。




■市内公立小学校運動場面積比較








中学校 生徒数 運動場面積(㎡) 一人当たり面積(㎡)

常磐西小学校 872 7,775 8.9

海蔵小学校 852 8,088 9.5

川島小学校 818 10,430 12.8

富田小学校 771 5,958 7.7

大矢知興讓小学校 768 7,967 10.4

常磐小学校 751 9,354 12.5

日永小学校 663 6,470 9.8

内部小学校 647 7,021 10.9

羽津北小学校 606 9,033 14.9

*生徒数は、教育委員会試算の平成28年度時点のものを使用

*運動場面積は、教育便覧2012 参照


 この表を見てみると、市内小学校で最も一人当たり運動場面積が狭いのが「富田小学校」であり、順に「常磐西小学校」「海蔵小学校」と続きます。


 大矢知興讓小学校の運動場の面積よりも狭い小学校が、他に4校もあるのです。


これを見ても大矢知興讓小学校が市内小学校で突出して運動場が狭いという訳では無い事が分かります。


 では、なぜ(仮称)大矢知中学校の運動場の面積が5,000㎡加算されるのか。


あまりにも不可解でなりません。


 議会においても教育委員会からはこの部分について十分な説明を受けておりません。


 他の学校に通う子ども達、親御さんに教育委員会は公平公正な教育環境の提供という観点から如何に説明するのでしょうか。


 なぜ、ここまで他校に比べても明らかに広くなる運動場を(仮称)大矢知中学校に設けるのでしょうか。


 概算ですが、この5,000㎡の土地買収費用に1億円弱の税金が投入されようとしているのです。


こういった議論が一切なされないまま、(仮称)大矢知中学校の新設事業は進められているのです。


 こんな事があって良いのでしょうか。

 今一度、この点についてもしっかりと議論を重ねる必要があると一般質問の場にて訴えました。


何の詳細も分からないまま、理不尽な事が解消されずに36億円の税金が消えていく。


絶対に、止めなければなりません。