お茶の産地、水沢に新茶の季節が到来しました。
現在、水沢では品評会に出す新茶の手摘みが行われています。
水沢茶農協の声掛けで、市内外から新茶の摘み手さんを募集し、この時期に一斉に品評会用の新茶の手摘みが行われます。
一般的にお茶は茶刈機で刈るのですが、品評会用のお茶となると品質重視という事で手で摘まれます。
下の写真が、茶摘みを行っている様子です。
私も、鎌田さんの畑で茶摘みの体験をさせて頂きました。
この茶摘み、ルールというものがあります。
一芯二葉(一芽二葉)という言葉があり、一つの芽と二つの葉より上の部分を摘むのです。
本当に新芽の良い所だけを摘むという贅沢な摘み方です。
そして、丁寧に手で摘まれた新茶は、水沢の茶業振興センターに運ばれます。
品評会に出品するお茶は、特別に茶業振興センターの工場で製茶されるのです。
この時期、茶業振興センターの工場はフル稼働です。
工場の中はこうなっています!
そして、ここで製茶されたお茶が品評会に出品されます。
お茶農家さんが1年掛けて作って来た集大成が、この品評会用のお茶と言えます。
今年は、関西茶品評会が三重県の松阪市で行われます。
三重県地元開催ということから、今年は水沢の茶農家さんの関西茶品評会への出品が増えているとの事です。
地元開催ということもあり、ぜひ大きな賞を取って頂きたいと心から願っています。
品評会出品用のお茶摘みはこの1週間が山場です。
茶畑、茶業振興センターの工場等に、四日市市の農水部振興課の職員の方や、県の職員の方も1週間みっちり詰めて頂いて、バックアップしてもらってます。
行政と生産者が一丸となり、三重県、四日市市のお茶を盛り上げていければと思います。頑張れ!水沢茶!!
【補足(水沢の風景)】
四日市市のお茶と言えば、『かぶせ茶』です。かぶせ茶とはその名の通り、茶畑に覆いをします。
黒色の覆いをする為、この時期水沢の茶畑は真っ黒になります。
身近に茶畑が無い方にとっては珍しい光景だと思いますので、真っ黒になった茶畑の写真を紹介します。