昨日(3月9日)、地元西陵中学校の卒業式に来賓として出席してきました。
西陵中学校は私の母校であり、18年前の卒業生でもあります。
自らの卒業以来初めての中学校の卒業式への出席で、しかも母校でしたので大変楽しみにしていました。
式が始まり、生徒が順に卒業証書を受け取り、校長先生の挨拶、来賓の挨拶、記念品授与、送る言葉等、プログラムは進んで行きました。
そして、別れの言葉になり、代表者が思い出や後輩に対するメッセージを読み上げました。
思い出の部分の途中で代表者の声が震えだしました。
溢れる涙をこらえながら、別れの言葉が読み進められました。
それと同時に、起立している卒業生からもすすり泣く生徒がいました。
私自身、学校が大好きで同級生との思い出は今も忘れることの出来ない大切な宝物です。
友情、恋愛含めてこの77名の卒業生にも沢山の忘れる事の出来ない思い出が出来たのだと考えるとこちらも感極まるものがありました。
別れの言葉が終わり、合唱に移りました。
全校生徒での合唱、卒業生の合唱と2曲が終わりました。卒業式の式次第ではここで終わりです。
しかし、合唱が終わっても卒業生は舞台から席に戻ることはありませんでした。
そして、生徒達から先生への感謝の言葉が伝えられました。
一人一人が順番に、時には複数人で先生に対する思い出や感謝の言葉を述べていました。
多くの生徒は泣いていました。
顔をくしゃくしゃにしながらの先生へのメッセージを精一杯述べる生徒の姿を見て、いつの間にか来賓である私も泣いていました。
来賓で泣くなんてまずいと、当初は必至で涙を我慢していましたが、込み上げてくる涙を我慢出来ませんでした。
メッセージに乗せてピアノの伴奏で、レミオロメンの「3月9日」が弾かれました。
個人的な話ですが実は、この歌すごく好きなんです。そして、その日は正に3月9日。
自分自身の学生時代も思い出し、様々な事が相まって・・・・・・・・。ハンカチ持って行って良かったです。
そして、最後に式次第に無い曲が卒業生によって歌われました。
中学校生活最後、このメンバーで歌う最後の合唱、最高の歌声でした。
後々話を聞くと、卒業式の2日前に校長先生の元へ卒業生の代表が、『先生に感謝の言葉を述べたいので卒業式の際に時間を欲しい』とお願い行ったらしいです。
それを受けて校長先生は、生徒達に時間を与えました。
司会と校長先生しか知らない式次第に無い生徒からの『先生への感謝の言葉』。
式次第に無い『中学校生活最後の合唱』。
素晴らしい学年だなと心から思いました。
最高の仲間を持った77名の卒業生が頼もしく見えました。
義務教育が終わり、みんなそれぞれの進路を取る訳ですが人生の可能性は無限大。
おもいっきり挑戦し、人生を楽しんで欲しいです。
本当に記憶に残る卒業式でした。
その場に立ち会えた事を感謝します。
あまりにも感動したのでブログで紹介させて頂きました。