11月28日から、四日市市議会の11月定例月議会が始まりました。


そして、12月2日より一般質問が行われております。


 私は今回の議会においても、一般質問の時間を与えて頂きました。


 明日(12月5日) 10時55分から1時間行います。



 今回のブログでは、明日の一般質問の内容のアウトラインを記載します。


 私が今回通告した一般質問の内容は以下の通りです。


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1.行財政改革を推し進めるための提言
         ~土地等の賃貸借契約編~

2.自主運行バス、NPOバスの在り方
         ~本市における公共バスの今後の行方~

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 今回のメインの質問は一つ目の


『行財政改革を推し進めるための提言~土地等の賃貸借契約編~』となります。


 なぜ、この内容を質問で取り上げるのか。


 私が、行政の無駄をチェックする為に、市の施設の土地等の賃貸借契約を


洗いざらいチェックしていた際に不可解な土地の賃貸借契約を発見しました。



 四日市市において運動施設は31施設あります。


その中で、土地を借りている施設はいくつあるか皆さんご存知でしょうか。


 驚くことに31施設中、1施設だけなのです。


その施設は、『城北テニスコート』です。


市はこの土地に対して年間1千万円を超える賃借料の支払いを行っています。



 城北テニスコートの土地の評価額は平成22年度で1億4千万円です。


つまり、市は直近で評価額の7.65%の賃借料を支払っている事になります。


 また、平成4年度から賃貸借契約が締結されており、平成22年度までで


19年間の間に累計で2億3千万円の賃借料が支払われています。


 実に、現在の土地評価額の1.6倍を超える金額を賃借料として支払っている訳です。


十分に買い取れる金額です。


継続的に使うと想定している施設の土地については、買い取りという選択肢があってしかるべきです。


なぜ、この様な賃貸借契約になったのか。疑問は大きくなるばかりです。



 つまり、現在、賃借料として年間1千万円の公費が実体のない物に消えている訳です。


今後も市はこの賃借料を支払い続けるのか?



 また、現在市には、土地を借りる際の賃借料を決める明確なルールがありません。

〔それもおかしく、そのルール整備についても提言していきます。〕


 しかし、市の職員に確認すると慣行として評価額の4%以内というのが暗黙のルールであるとのことです。


他の金額が大きな土地の賃貸借契約を調べてみましたが、他全てが4%以内に収まっていました。



 とすると、城北テニスコートの賃借料は評価額の7.65%ですので、


慣行の賃借料を大幅に上回る賃借契約が行われている訳です。


 しかも、契約締結当初の平成4年度には、評価額の11.8%という考えられない賃借料を支払っています。


慣行レートである4%の約3倍にあたる金額です。


 明らかに当時何かの力が動いたとしか考えられません。


 これでは、市民に説明がつきません。市としてのコンプライアンスの問題ではないでしょうか。


市として、大きな責任があると考えます。


 

 私としては、城北テニスコートの即刻廃止を訴えていきます。


そして、浮いた賃借料の一部を、城北テニスコート廃止によって無くなったテニスコートの整備に


充てるという提言をさせて頂きます。


 もし、代替施設の整備を進めても中長期的にみれば、そちらの方が絶対に効果的であるし


公費の有効活用が実現出来ると考えます。


 例えば、今後10年間、年間1千万円を賃借料として支払い続けるのか、四日市市のスポーツ施設に


1億円の投資をするのか。答えは明らかです。


 市の誤った行政運営を正していきます。




 この様なスタンスで、明日の10時55分から始まる一般質問にのぞみます。



 2つ目の『自主運行バス、NOバスの在り方 ~本市における公共バスの在り方~』についても


中身の濃い質問内容にしてあります。ここでは、スペースの関係上内容は割愛させて頂きます。



 一般質問の様子はCTY、四日市市のHPでも中継されます。

http://www.kensakusystem.jp/yokkaichi-vod/index.html


また、四日市のHPでは録画が後日掲載されますので、ぜひご覧になって下さい。