四日市の街中でちらほら見かける、「こにゅうどうレンタサイクル」ってご存知ですか?
四日市市の交通戦略施策で、レンタル自転車サービスを行っています。
その名が、「こにゅうどうレンタサイクル」です。貸出自転車の前のカゴに、こにゅうどうくんが貼られています。
この「こにゅうどうレンタサイクル」は、環境にやさしく健康的な乗り物である自転車を活用した「自動車に過度に頼らない、歩いて暮らせるまち」の実現を目指して、中心市街地での買い物や散策に利用できることを目的にしています。
貸出自転車には、普通自転車、電動アシスト自転車の2種類があり、普通自転車は1日(翌朝午前10時まで)120円、電動アシスト自転車は1日(当日午後8時まで)240円で貸出を行っています。
〔日曜日、祝日、年末年始は休みです。〕
このレンタサイクル、JR四日市駅、近鉄四日市駅(近鉄四日市駅北自転車駐車場)で行っています。
【JR四日市駅レンタサイクル】
先日、JR四日市駅にて駅立ちした際に、JR四日市駅でレンタサイクルの管理をされている方に声を掛けられました。
その方は臨時職員として雇用され1年ぐらいレンタサイクル業務に関わっており、この9月で雇用期間が終わるらしいです。
辞めるにあたって色々想うところがあったらしく、お話をお伺いしました。
まず、JR四日市駅、近鉄四日市駅の2か所あるレンタサイクル、それぞれで借りる方の用途が異なるらしいです。
近鉄四日市駅は、上記の通り中心市街地の買い物や散策に利用する方が多いのですが、JR四日市駅はビジネスで来られた方や観光で来られた方が多いとの事です。
ですから、JR四日市駅のレンタサイクル場では、ホテル、観光先、お昼ご飯の問い合わせが結構あるらしいです。
JR四日市駅は、JRということもあり遠方から、四日市への窓口の要素もあります。
しかし、レンタサイクル場(JR四日市駅)には、ホテルの案内や観光案内等の専用スペースが設けられていません。
また、市役所の方からは、レンタサイクルの貸し出し業務を行う上で、特段観光の案内等はする必要が無いと言われているらしいです。
ホテルの案内や観光案内等の情報ニーズがあると判断した担当の方は、既存のスペースを利用してホテルの案内や観光地のパンフを置いているとの事でした。
それが下の写真です。
こういった状況である原因は、市の組織にありました。
レンタサイクルが市の交通戦略の中の施策である為、レンタサイクルは都市整備部の管轄となるからです。
つまり、観光関係は4月から設置された「観光推進室」が取り扱います。観光推進室は、商工農水部管轄ですので、部門が違うのです。
正に、四日市市役所における縦割り行政の弊害です。
都市交通の中での施策であるので、観光は取り扱っていないということです。
四日市がこれから観光に力を入れていくのであれば、こういった事例を解消すべく部門間で横の連携を取って、様々な施策に取り組んでいくべきであると考えます。
こういった点も、市の方に提案していきたいと思います。
四日市にお越しの際は、「こにゅうどうレンタサイクル」ぜひご利用下さい。