年末年始にブログ更新する予定が、諸々ありましてすいません。

新章です。

大阪万博は大丈夫なのかな?と問題を投げかけていましたが、
ここのところのニュースでは、すでに大丈夫ではない感じです。

 

 
否定の否定。
なぜ、「間に合います」と言わないのか。
間に合わないの反対語は、間に合います。
そもそも「間に合う」の反対語は、「遅れる」ですよね。

なんに対して「間に合わない」とか「間に合わないことはない」と言っているかというと、
万博のパビリオン工事が、です。


「遅れる」は、(完成はするけど)遅れる。という意味で前提条件の主語を肯定しつつ情報を付加しています。
「間に合わない」は、完成するのかどうかわからない。(完成しないかもしれない)という意味で前提条件の否定も含みます。

万博の工事が遅れるの真意は、完成時期が見えている、だからこそ「遅れる」と言い切れるのですが、
万博の工事が間に合わないは、完成時期に言及していない、いつまでか見えない、という意味を含んでいる。

その否定「間に合わないことはない」ならば、どうかというと、完成時期がいつなのか見えないというわけではない。
ならば、いつなのか?と問わなければならないんですが、自見大臣には見えているんでしょうかね。

そして、こんな記事が世間をアッと驚かせました。

 


ゼネコンなどでつくる日本建設業連合会の宮本洋一会長(清水建設会長)の22日の記者会見で飛び出した。
「(リング)内側のパビリオンなどの建設は、これから着工するものも多く、
今後すべてのリングがつながった際には、内側への重機や資材の搬入に制約が生じる」
 

リングが邪魔になっている、との清水建設会長の記者会見です。

 

そもそも、宮本会長は昨年から再三再四「このままでは、万博の工事が間に合わなくなる」と発言し続けていました。

その警告をいつも、自見大臣も吉村大阪府知事も斎藤経産大臣も、否定。
「間に合わないことはない(いつできるかは知らんけど)」という、間に合うの否定の否定。

 

なんで、「間に合う」と言わないのか不思議です。