ドバイ万博について書こうとしてました。
ドバイが実はタックスヘイブンで、だから金と人が集まっているだけ、

という話でした。

ところが、この1週間で世論も大きく変化。
大阪万博のことがいろいろ心配だ、との声も多数。

そのあたりのことを昨日、8月23日はテレビ朝日のモーニングショーで解説してきました。

 

 

けっこう長く、やりましたよ。
番組を見た知り合いの方が画像を保存してくれていました。

パビリオンの建設が進まない理由について、
いろいろ心配だなあ、ということで。

そうしてましたら、こんな仰天ニュースが出ました。

 

 

タイプX登場。
なんやねん?タイプX。
イーロン・マスク風味か?_

大阪万博のパビリオンって、このブログでお知らせしたように3種でしたよね。
タイプA=独自設計で日本のゼネコンに依頼する、家でいえばお好きな設計事務所でなんと工務店で注文住宅。
タイプB=依頼に応じて日本側で設計し工事する、家でいえば建築条件付き建売住宅。
タイプC=建物は日本側で準備、間仕切りをするので自由に内装をしてください、家でいうとアパート、もしくは長屋式店舗、もしくはガレージハウス。

その3種しかなかったはず。

しかし、産経新聞のニュースによれば、

AとBの間に相当する、ニュータイプだそうです。


注文建築ではない、そして日本側が建設し、外装を各国がやる、という条件とのこと。

うん?よくわからない。

タイプBというのは日本側が建てるとしても要望を取り入れるわけだから、条件付き注文建築みたいなものですよね。
たとえば、積水ハウスだけど積水のできる範囲でカスタム、ヘーベルハウスだけどヘーベルハウスで出来る範囲でカスタム、だからむしろそれ相応の建築にはなる。


たとえば、上の写真はハウスメーカーのヘーベルハウスの凝ったデザインです。
これがタイプBです。

下の写真は、世界的に有名なル・コルビュジェのサヴォア邸です。
有名建築家のデザインによる注文建築ではありますが、ハウスメーカーもずいぶん頑張って、モダニズムデザインを極めてきていますよね。

これがタイプAと考えていいでしょう。


で、そのAとBの間に位置するのが?タイプX?ホントに?

建築家デザインと普遍的工法の融合、優れたデザインを簡易に建設?
いってみれば巨匠によるプレファブ建築を想像しました。

たとえば、
カリフォルニアモダン建築の巨匠、チャールズ・イームズ自邸


とか、ハイテク建築家の巨匠、マイケル・ホプキンス自邸


もしくは、巨匠による一夜城、コルビュジェセンター




そんな建築を想起しましたよ。

しかし!

我らが大阪万博、予想のはるか斜め上を行ってました。
もしくは予想のはるか下に急速に沈んでいくような提案



衝撃的な絵が公開されていました。

これが!タイプXだー!!!!





えっ?

ベースとなるプレハブ?



これか?

これかー!

これに、木を張る?

隈研吾さんの手法

これかー!




やっちまったなー



なんという、万博だ…