大阪万博でパビリオンの建設が間に合わないんじゃないか?という多くの報道ですが、
実際は、パビリオンの形式が次の3つだということです。
 

Aパターン
出店国が、敷地を借りて自分たちで設計会社と工事会社で家を建てる。

Bパターン

不動産屋の指定工事会社制のように、出店国が要望を伝えて注文建築を建てる。

Cパターン

アパート、マンション、長屋店舗などのような間借り形式で内装する。


このうちAパターンの自力設計・自力建設の申し出が届いていない、ということ。
で、BやCならまあ、まだ間に合うんじゃないの?ということです。

特に、Cパターンならば全然、大丈夫じゃない?と思われるのですが、ちょっとショボ過ぎない?ということでした。


これなあ、パビリオンとしてどうなんかなあ。


まんま、ガレージハウスじゃんね。
 

 

ヴィンテージカーとか、趣味の車を保管したり、車好きで集まったりできるガレージハウス自体が悪いわけじゃないですが、そういえば、私の知り合いの工事会社は大型のバンが止られて、しかもさらに前に自家用車も止められて、資材も置けて上で事務所や寝泊りできるから、ガレージハウスは相当便利だよ、と言ってました。

確かに、そうでしょう。
工事会社の事務所にはピッタリだと思いました。

 

タイプAで百花繚乱の建築デザインを競い合うのは、もう時代的にどうなんかなあ、と思いますね。
前回のドバイも前々回のミラノも、建築デザインそのものが話題になったり、建築史的な名作になったりという話を聞きませんしね。
そういうものはEXPO70の大阪万博がピークだったのではないでしょうか?

むしろ、すべてのパビリオンをタイプCのテナント型にする。
しかし、あんなレオパレスみたいのじゃなく、大型モールみたいな形式にして、
建物の中を歩かせてしまえば、空調も完備されているし、雨の日も濡れないし、中で食事もできるし、一日中万博会場に居られるんじゃないですかねえ。

たとえば、外観はもう捨てる。
ただし、外装はプリントしたりプロジェクションマッピングとかで楽しくする。

 



で、中に入ると、意外に開放的だぞと。



で、参加国はテナントのように出店する。

 



この店ひとつひとつが、国別のパビリオンにして

来場者は、建物の中を歩く。

 

こういう万博にすれば、普通なんだけど、万博としては画期的。

前回のEXPO70大阪万博が思い思いの最新型の建築デザインで競い合った時代のピークであったのと同じように、
今回の万博は、時代にあったモール型万博パビリオンにしたらどうなんですかね?

ここに、くらずしとか、鳥貴族とか、日本中の外食産業は全部出店してもらう。
 

 

で、いつもどおりの店舗がすべて、パビリオンになる。

 

日本中からフードモールに出店依頼すれば、
世界に冠たる食だおれ都市、大阪を全世界にアピールできるんじゃないですかね。

そのときに、ぜひやってほしいのが「粉もん館」です。

 

「粉もん館」



そして、新梅田食堂街の原寸大再現



新梅田食堂街館です。

 


これなら、大阪万博いってみたいくなりません?