先週のニュースで知りましたが、広島県福山市の鞆の浦港の埋め立て工事許可が取り消されたみたいです。
ほんとによかったです。
私の地元でもあるのですが、この鞆の浦だけが江戸時代の港湾都市の風情を残す瀬戸内唯一の港町なんです。
しかも、倉敷の美観地区のようにただ保存名目に向かっているのではなく、鞆の浦では室町時代の遺構がそのままに!いまだに普通の生活が維持されている。尾道のように大林映画による町興し的に媚びたところもない、気取りのないのんびりした街です。
宮崎監督による「崖の上のポニヨ」のモデルにもなり、一昨年から徐々に知られるようになってきましたが
本当にいいところです。
このような街の景観が地域資産であり、そこから地域資産を利用した事業計画を始めることができるのだということは以前にも書きましたが、こういった伝統的に形成された地域資産の経済的価値は計り知れないポテンシャルをもっていることにみんな気付きだしたのだと思います。
公共事業が悪いといっているのではありません。
地域の事情や歴史を考慮しないハコモノによる瞬間風速的な公共事業の注入などは長期的利益を考えればなんの意味もないんです。
むしろ、この古い石垣の港湾施設や古い建物の壁補修、石畳の維持などを公共事業にすればいいんです。
以前から思っていますが、地域に税金を還流する意味での公共事業であるなら、地元企業がきちんと受注できるような事業規模でおこなうべきであり、大手ゼネコンに2割も3割も頭ハネされて地元が2次3次下請けに甘んじてしまうような工事だから無駄遣いと批判されるわけです。
例えば、どうしても必要な道路や林道ならしかたありませんが、単年度予算で一括受注の数億より毎年数百万円でも適切な公共工事が地域に維持される方がずっと意味があります。
そういった視点で考えれば、例えばアスファルトはがして石畳や土の道に戻す、護岸工事でPCブロックをやめ自然景観の河川維持工事をおこなう、毎年草取りやドブさらいなどで地域のメンテナンスとしてのマイクロな公共工事が生み出せるでしょう。
それならお年寄りでも手伝えるかもしれない、映画やドラマの撮影ができるようになるかもしれない、草取りやドブさらいまでは大手ゼネコンも元請で仕事を取らせろ!とはいくらなんでも恥ずかしくていえないんじゃないんでしょうか
と熱くなってしまいましたが、とにかく私は鞆の浦を愛していますのでひとまずはよかったです。
私は十数年前より鞆の浦港の埋め立て工事計画の存在を知り、個人的にもなんとかならないもんかと
数年前には計画が広島県と福山市で認可されたときには、何か手を貸せないものかと持てる力の全力で工事阻止を画策しておりましたが、本当によかったです。
特集記事ポートオブサムライ 鞆の浦を守ろう!
そういった意味では全国の水際に設置されているテトラポットなどの消波ブロックもその使い方を真剣に考える必要があります。
ほんとによかったです。
私の地元でもあるのですが、この鞆の浦だけが江戸時代の港湾都市の風情を残す瀬戸内唯一の港町なんです。
しかも、倉敷の美観地区のようにただ保存名目に向かっているのではなく、鞆の浦では室町時代の遺構がそのままに!いまだに普通の生活が維持されている。尾道のように大林映画による町興し的に媚びたところもない、気取りのないのんびりした街です。
宮崎監督による「崖の上のポニヨ」のモデルにもなり、一昨年から徐々に知られるようになってきましたが
本当にいいところです。
このような街の景観が地域資産であり、そこから地域資産を利用した事業計画を始めることができるのだということは以前にも書きましたが、こういった伝統的に形成された地域資産の経済的価値は計り知れないポテンシャルをもっていることにみんな気付きだしたのだと思います。
公共事業が悪いといっているのではありません。
地域の事情や歴史を考慮しないハコモノによる瞬間風速的な公共事業の注入などは長期的利益を考えればなんの意味もないんです。
むしろ、この古い石垣の港湾施設や古い建物の壁補修、石畳の維持などを公共事業にすればいいんです。
以前から思っていますが、地域に税金を還流する意味での公共事業であるなら、地元企業がきちんと受注できるような事業規模でおこなうべきであり、大手ゼネコンに2割も3割も頭ハネされて地元が2次3次下請けに甘んじてしまうような工事だから無駄遣いと批判されるわけです。
例えば、どうしても必要な道路や林道ならしかたありませんが、単年度予算で一括受注の数億より毎年数百万円でも適切な公共工事が地域に維持される方がずっと意味があります。
そういった視点で考えれば、例えばアスファルトはがして石畳や土の道に戻す、護岸工事でPCブロックをやめ自然景観の河川維持工事をおこなう、毎年草取りやドブさらいなどで地域のメンテナンスとしてのマイクロな公共工事が生み出せるでしょう。
それならお年寄りでも手伝えるかもしれない、映画やドラマの撮影ができるようになるかもしれない、草取りやドブさらいまでは大手ゼネコンも元請で仕事を取らせろ!とはいくらなんでも恥ずかしくていえないんじゃないんでしょうか
と熱くなってしまいましたが、とにかく私は鞆の浦を愛していますのでひとまずはよかったです。
私は十数年前より鞆の浦港の埋め立て工事計画の存在を知り、個人的にもなんとかならないもんかと
数年前には計画が広島県と福山市で認可されたときには、何か手を貸せないものかと持てる力の全力で工事阻止を画策しておりましたが、本当によかったです。
特集記事ポートオブサムライ 鞆の浦を守ろう!
そういった意味では全国の水際に設置されているテトラポットなどの消波ブロックもその使い方を真剣に考える必要があります。

