ご覧いただきありがとうございます。
傾聴できる薬剤師・Fukaです。
先日薬剤師仲間と飲みながら
性善説か？ 性悪説か？
の話になりました。
その方はもともと性善説だったのですが、
休日だろうが深夜だろうが
容赦なくかかってくる
患者さんの電話攻撃に、
今は性悪説になったと言ってました。
大事な薬の問い合わせでもない
「話を聴いてくれ」なんて
わざわざ休日深夜に電話してきて
自分を困らせようとしているとしか思えない。
そんな風に、
性善説を翻さざるを得ないほど
疲れてしまっているのですね。
しんどいことです。
傾聴を学んだ私としては
善も悪もない
という印象です。
それぞれの価値観、
それぞれの正しさが
対立している、
ただそれだけだと思っています。
本当は患者に親切にしたい。
不安があるなら和らげてあげたい。
その気持ちはあるけど、
さすがに夜中はないよね？
間違って薬を飲んだとか
命や健康にかかわる話ならともかく、
「寂しい」って何それ。
疲れてるのに、明日も仕事なのに、
こんな夜中にわざわざ電話してくるなんて
こっちを困らせようとしているんだ！
そうに違いない！
昼間はまだ気も紛れることもあるけれど
夜中はダメ。
世界中に独りぼっちに思えて苦しい。
いま深夜１時。
ここまで一人でなんとか頑張ってきたけど
もう限界。
無理、これ以上頑張れない。
誰か私のこの苦しさに答えてほしい。
人とのつながりを感じたい。
薬局が教えてくれたこの携帯番号が
唯一の蜘蛛の糸。
今はこれにすがるしかない。
ねえ、助けて○○先生！
同感の部分では私も
「さすがに夜中はないな」
と思いますが
共感の部分では
「そうせざるを得ないほど苦しいんだね」
の思いもあります。
そうは言っても薬剤師だって人の子。
眠るべき時間にはしっかり眠らないと
翌日の業務に響きますし
なにより自分自身のメンタルも守れない。
なので、いったん受け止めた上で
「今ちょっと頭が回ってなくて、
あなたの話をきちんとうかがえないので
明日の開局時間に薬局の方へ
改めて連絡いただけますか？」
などと伝えるかな、私なら。
だって本当に聴けませんもの
さらにこの患者さんの場合、
薬剤師に電話するという行為が
麻薬的になっているようにも
見受けられるので、
長期的な目標として
電話に頼らずとも
自分で自分を傾聴できるようになる、
せめて回数を減らす。
そんな方向性で
私なら支えていくかなあ。
あなたの明日からの業務に
「楽」が1㎎でも増えたら幸いです。
よく見たら先週更新忘れてました。
休日出勤とかいろいろあったので。
仕方ないね、また改めてがんばろ