ご覧いただきありがとうございます。

傾聴できる薬剤師・Fukaです。

 

 

薬物乱用防止キャンペーンの標語

「ダメ、ゼッタイ。」

 

 

もちろん違法ドラッグはダメなこと。

ぐうの音も出ないほどの正論です。

 

 

ですが、

この標語が

抑止力として有効か?

となると

かなり疑問です。

 

 

 

「違法薬物は良くないもの」

と伝えることはもちろん大事なのだけれど

それだけでは足りないように思うのです。

 

 

 

ドラッグに手を出さざるを得ない

その心情をケアしないまま

「ダメ」で抑えつけると

 

結局やめられないまま

隠れて薬物に手を出したり

代わりの別の何か

(例えば自傷行為だったり

万引きなどの犯罪行為だったり

破滅的な恋愛に溺れたり、

いずれにせよ自分を大事にしない選択)

依存してしまう可能性だってあります。

 

 

 

そうならないよう、

「ダメ」と正しさで抑えつける前に

ネガティブな情報でも否定せず、

きちんと聴ける姿勢を

作っておきたいもの。

 

 

そしてこの姿勢は

アドヒアランス不良の患者さんに

対応する場面でも

きっと役立つことでしょう。

 

 

 

 

あなたの明日からの業務に

「楽」が1㎎でも増えたら幸いです。