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傾聴できる薬剤師・Fukaです。
服薬指導に傾聴を取り入れ始めて
つくづく思うのが、
服薬指導業務って、
ファシリテーションだなあ
ということです。
ファシリテーションとは何かというと
「参加者が集団で問題を解決するため、認識の一致を確認したり、相互理解を深めたりするためのサポートをして、成果を生み出す手法のこと」
だそうです。
ファシリテーターには
その場にいる全員に対する
(もちろん、自分に対しても)
高い傾聴力が要求されます。
互いの言い分が
伝わっているかどうかを確認し
ズレていれば適宜すりあわせ、
互いに理解し合うことを
手助けすることが求められますから、
言葉が見つからず
思うように伝えられない人
言われたことを受け止められなくて
モヤッとしている人
そういう人たちをすかさず見つけて
両者が傷つくことのないように
サポートすることが必要です。
服薬指導業務における
「参加者」とは
①患者さん(ご家族)
②医師(処方箋・処方薬)
③薬剤師
の3者ということになります。
薬剤師は
①患者さんの言い分を聴き、
②処方箋から読み取れる
(近頃は検査値も書いてあったりして便利ですネ)
医師の治療方針を患者さんに伝え
必要に応じて疑義照会で
意見の相違を確認・すり合わせ、
③医薬品の効果、用法、副作用等を伝え
必要に応じて剤型や用法等の変更も
提案したりして
その結果、患者さんが安心して
薬物療法に取り組めるように支援する
という、
当たり前っちゃあ当たり前なんですが
実際のところ、ままあるのが
患者さんのモヤモヤ顔を見落としたり
「先生がこのように処方されてるから
(その通りに飲んでください キリッ)」と
ゴリ押ししたり
「ハイ! 分かりました!
(ほんとはよくわかってないけどヨシ!)」
リアクションの良い患者さんの言葉を
真に受けたり。
/
うわあああ!!
やってる!
全部やっちゃってる!!!
\
過去の自分も大反省です
ところで、医師に疑義照会すると
「説明したのにーーー!!!」
と言われることが多々あります。
つまり、医師が思うほど
説明が伝わっていない(ことがある)
ということです。
このすれ違いが極力小さくなるよう
手助けできる、
具体的には
医師の言わんとすることをつかみ
患者さんに伝わりやすいように
翻訳しながら伝えるのが
傾聴できる薬剤師としての
強みなのかなと思っています。
とは言っても
ファシリ練習会では毎回、派手に
空中分解してしまうんですけどね
練習あるのみです。
あなたの明日からの業務に
「楽」が1㎎でも増えたら幸いです。