ご覧いただきありがとうございます。

傾聴できる薬剤師・Fukaです。

 

 

 

 

皆さんは

何も話してくれない患者さんに出会ったら

どうしていますか?

 

 

 

 

効果を確認したくても、

副作用の有無や

併用薬の聞き取りをしたくても

ろくすっぽ話してくれず

「早くしてよ」のオーラ全開で

取り付く島もない。

 

結局、いくつかの閉じた質問でヨシとする、

みたいな。

 

 

 

傾聴って、こういう人の口を開かせて

話をうまく引き出せるのでしょう?


 

おくちパッカーーーーーーン🎉 みたいな

 

 

 

 

そうできたら薬歴業務的には

とってもありがたいんですけど……ショボーン

 

 

 

傾聴=喋らせる技術

ではないんです。

 

 

 

 

ガーン!!!ガーン

 

 

 

 

確かに、傾聴で聴いていると

 

「話すつもりなかったのに、

つい話してしまったわ」

 

と言われることは

まれにしばしばあります。

でもそれは、

傾聴で引き出したわけではありません。

 

その人自身が

本当は話したかっただけ

 

なんですよね。

 

 

聴き手としては

話を引き出したというより

話したいその人の邪魔をしなかった

という感じなんです。

 

 

 

 

 

一方、話してくれない人には

「話したくない」

「話せない」

何らかの心のワケ

があります。

 

 

 

聴き手はこれも邪魔しません。

 

この人は今、

話せる状態にないのだなあ……

 

という風に、

話したくない、話せない、

在り様そのものを

ただ「受けとめる」だけなんですね。

 

 

 

沈黙の邪魔をしないこと

これもまた傾聴の技術のひとつです。

 

 

 

 

 

 

結果として表面上のやり取りは

そう変わりませんが、

SOAP(特にAP)の記載が

一味違ったものになるかもしれません。

 

 

 

 

 

あなたの明日からの業務に

「楽」が1㎎でも増えたら幸いです。