やっぱり君が好き(45) | mori--coのブログ

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高校生カップルの10年越しの恋愛ストーリー
26歳になった2人の運命は・・・?

毎週日曜・木曜日更新予定

駿太は近況を話してくれるが、恭太の事は濁すばかり。

「私は平気だから、恭太の事教えてよ」

「・・・。あっ!今度オープン記念で、ランチタイムワンコインで提供するの。夜は、ワンドリンクサービス。スゴくない?」

「そ、そうだね。ちゅんくん、それも良いんだけど私の質問に真面目に答えて。恭太は今何してるの?」

「アンナちゃん。それだけは教えられない。でも、元気に過ごしてる。だから安心して。」

元気にしている。その一言で安心する。

「分った。ありがとう。」

 駿太たちが帰った後、アンナは思いにふけるように窓の方に目線を送っていた。

「アンナちゃん。何かあった?」

瑞穂が話しかける。

「まぁね。いろいろあるのよ。」

「僕、アンナちゃんの悲しい顔見たくない。笑っていて欲しい」

「ありがとうね。大好きな人と今離れ離れで寂しくてね。元気って聞いて安心したけど、会いたくなっちゃったの」

「会ったらダメなの?」

「約束してるから。26歳になるまで会わないって。」

瑞穂が優しく頭をポンポンする。と同時に、和真にされていた過去が何故かフラッシュバックする。過呼吸になりそのまま倒れる。