ふたたび京都です。雨です。


でも、とりあえず出かけようと、市バスの一日乗車券を購入しました。


バスの路線などは、全然チェックしていませんでしたので


京都市交通局の「洛ナビ」の携帯サイトが役に立ちました。


市バスで「上七軒」下車。



O課長のブログ
千本釈迦堂(大報恩寺)

嵯峨野の釈迦堂(清涼寺)と区別するために、千本通りの釈迦堂と称されている。


千本釈迦堂の本堂は、応仁の乱の戦火を免れた洛中最古の建造物で

国宝指定されています。

堂内の柱には乱の戦時につけられたという刀傷もみられます。


雨のせいなのか、ここも誰もいません。

静寂な空間に、滴り落ちる雨音だけが響いています。



O課長のブログ


本堂の中央の窓から阿亀桜を見る。

この窓は桜の時期には素敵な額縁になるでしょうね。


千本釈迦堂は、本堂の建築を請け負った棟梁の妻「おかめ」さん縁の

お寺ということでも知られています。


おかめさんは、夫のミスを助言により救いますが、それを知られることを

恐れて自害してしまうという悲しいお話です。

でもこうして、手厚く供養されておかめさんは満足していることでしょう。


本堂を出て、宝物館に入ります。


広くて薄暗い館内には仏様がずらりと並んでいますが、

まずびっくりするのは、直径2メートルもあろうかという大きさの御所車の車輪です。

車輪だけでも当時の足利将軍の権勢がうかがえます。

重文の太鼓縁の豪華さとスケールの大きさにも驚きました。


仏像は、定慶作の六観音。

六観音は六道輪廻の思想から生まれたもの。

天台系では不空羂索が加わります。


六道のそれぞれの担当は、


聖観音(地獄道)

十一面観音(修羅道)

千手観音(餓鬼道)

馬頭観音(畜生道)

如意輪観音(天道)

准胝観音(人道)


ここの観音様は、唐草模様の透かし彫りの舟形光背で、素木造りです。


准胝観音様は、おへその下よりずっとさげた裙がゾクッとするくらい色っぽくて

前で結んだリボンもオシャレです。

腕が18本ですが、バランスがよく全然違和感がありません。


馬頭観音様は胸前で組む印相が手のひらを上に向けて人差し指同士を

くっつけている印です。カッコイイ。

この馬頭観音様の前ではこの印の真似をしたくなります。

「えっと、どう?これで合ってる?」


如意輪観音様は、700年以上も何を見ているんだろう。

「着ている物は変わったけど、中の人間も変わったわねえ」

誰もいなくなると「はぁ~っ」と、ため息をついているような気さえします。


他の観音様も衣の表現がきれいで、写真で見るより実物のほうがずっといいと思います。


他には快慶作の釈迦十大弟子像などがおられますが、六観音のインパクトが強くて

印象が薄くなってしまいました。(´д`lll)



千本釈迦堂を出てから寄り道したのはここです。


O課長のブログ

晴明神社



O課長のブログ

ここでの目的は、五芒星のご朱印帳をゲットするため。


ミーハーですか?そうですか。



続きまして、北野天満宮です。
O課長のブログ
中門


O課長のブログ

社殿は国宝です。

建物もすべて立派なものです。さすが京都です。



そして、この旅の一番の豪華な昼食です。

北野天満宮の真ん前にあります、「とようけ茶屋」さんの

湯豆腐定食です。たしか1150円ナリ。


ほっとするお味で、美味しかったです。


O課長のブログ


腹ごしらえを済ませまして、午後は再びバスに乗り、エリアを移動します。


しかし雨はまだ降り続いています・・・

秋も深まりつつあるということで、鎌倉33観音巡りを再開しようと

重い腰をよっこらしょと上げて、3日、5日の二日間、鎌倉に行ってきました。


でも、まず目指したのはココ。



O課長のブログ

鎌倉国宝館の、鎌倉×密教展です。


鎌倉ゆかりの、大日如来、不動明王、如意輪観音様などの密教仏像は、

やはり慶派の影響が強いものが数多くありました。


仏画も、最近興味を持って見るようになりました。

透き通るような色彩で、とても柔らかさを感じます。


そして、最後に大きな絵が展示されていました。


弘法大師さまともう一方…



アッー∑(゚Д゚)、僧形八幡神様だ!



過去に「仏像の会話」 などと、命シラズな記事を書いたことを思い出しました。


そして、相変わらず小指を立てた八幡神様の前で


しばらく恐縮していたのでした…



鎌倉国宝館を出てから鎌倉33観音 第5番来迎寺に向かいました。



O課長のブログ
第5番 来迎寺 本尊 如意輪観音


ご本尊の如意輪観音様は、鎌倉国宝館におでまし中で、

たった今、お会いしたばかりです。

この観音様の衣は、土紋装飾といって、粘土や漆などを混ぜて型で抜き、

刺繍の文様を立体的に表現する鎌倉独特の装飾方法なんだそうです。

これを間近で拝観できたのは、ラッキーなのかもしれません。

少し微笑んでいる観音様はとても美しい方でした。


観音巡りは、この来迎寺で八幡宮より東のエリアが終わりました。


次は、第3番の安養院が抜けていたので、安養院まで歩いていきます。


安養院は、坂東33霊場の第3番札所でもあり、以前にもに訪れています。


O課長のブログ

本堂の後ろにまわってみますと、鎌倉最古で重文の宝篋印塔がありました。

小さい方は北条政子の供養塔です。


これで第3番が終わりましたが、ポツっと穴があいているのが第4番の長谷寺です。

これが気になって仕方ありません。


どうして、4番が一か所だけ離れた場所なんだろう。


こうなったら長谷寺まで飛んでやるパンチ!


なんて、鼻息をブイブイ鳴らしましたが、


北鎌倉の円覚寺で風入れ宝物特別公開をしているのを思い出しました。


円覚寺には、4時前に行けば大丈夫だと思っていましたが、

拝観受付は3時半で終了でした。

ポスターには最終日が3時30分と書いてあるのに…


仕方ないので1時間くらい境内をうろつきました。


藍染の衣の雲水さんが、会場の後片付けをしています。

この雲水衣の色で修行の年数がわかるんだとか?


雲水衣かっこいいです。


あ、中の雲水さんも、もちろん(^_^;)


僧坊へ帰る雲水さんと会釈をしながらすれ違ったり。


夕暮れのお寺ってなんかいいですね。



ということで翌々日にまた、観音巡りの続きをやることにしました。



京都で合流した友人と昼食を食べながら


「ねえ、これからどこへ行く?」


「え、Oちゃんの行くところならどこでもいいよ」


彼女は予定を組む、下調べするなどは一切しません。


そのかわり文句もいいません。


しかし、目的地の最寄駅で電車やバスを降りたとたんに


彼女の出番がやってくるのです。


私が「あっち」と方向を指差しますと、


彼女は先頭を切って「あっち」に歩き出します。


そして案内看板を見つけると


「ほらほら、あったわよ、あったわよ、ここよ」


と、得意げに言います。


どちらが連れてきてもらってるのかわかりません。


でも私はよく道に迷うので、ありがたく彼女の道案内に従っています。


そんなB型の友人と、どうでもいいO型の二人旅がまた始まりました。



実は彼女は親類に不幸があり、前日に山形から帰ったばかりでした。


「疲れてるでしょう?人ごみじゃないところがいいよね」


と、思いついたのが法界寺です。


地下鉄東西線の「石田」駅から徒歩20分、またはパスが門前で止まります。



O課長のブログ


O課長のブログ

国宝の阿弥陀堂が見える。
O課長のブログ
阿弥陀堂の右側には、薬師堂がありますが、本尊の薬師如来様は秘仏で

拝顔することはできません。


法界寺は日野家の氏寺で、日野の一族である親鸞は法界寺で生まれたと

伝えられています。

平安後期に阿弥陀信仰が高まり、阿弥陀堂が建てられ、現在残っている

丈六の阿弥陀如来像も国宝です。

拝観をお願いすると、ご住職が懐中電灯を持ち暗い堂内を照らしながら

説明をして下さいます。


国宝の阿弥陀様は、平等院鳳凰堂の阿弥陀如来に似た定朝様で、

平等院の仏様よりも、ぷっくらとしたお顔でとてもかわいいのです。

飛天の光背に、飛天の壁画、阿弥陀様を囲む柱には、剥落していますが

金剛界曼荼羅が描かれています。

きっとこの阿弥陀さまの他にも仏さまがいらしたんでしょう。

平等院とは違った閉鎖された空間ですが、昔の貴族達は

その違った煌びやかな極楽浄土を体感していたのだと想像しました。



法界寺を出てから


「一度、宿に帰ってさ、スイーツでも食べに行こっか」


「うんうん!」


9月中ばの暑さに辟易していた相棒の目が輝き出しました。


結局、宿泊先の五条通りから六波羅密寺などに立ち寄りながら

祇園で抹茶パフェをいただき、一日が終わりました。。


あ、なんだか今日は終わり方がおなごっぽいですね。


うんうん、その調子よ!




さて、この日に宿泊したホテルをちょっとだけ紹介します。



O課長のブログ

宣伝ではないのでホテル名は上の写真の通りです。



O課長のブログ

このホテルの部屋には、こんなキッチンがついています。

IHのコンロや電子レンジ、トースター、フライパン、鍋、食器など、

調理に必要なものは一通り揃っています。


えっ京都まで旅行にきて食事なんか作りたくない?

まあ、そうですよね。


私達はほとんど使用しませんでしたが、電子レンジは

コンビニで買ったものなどを温め直すのには重宝しました(^_^;)


一人ならビジネスホテルのシングルが安いですが

このホテルは、二人で連泊すると、かなりお得な値段のプランがあります。

この時は、そのシングルより安いプランがあったので利用してみました。



夕食は、ホテルの近くのお蕎麦屋さんです。

ビールのあとは、出し巻き玉子をツマミに蕎麦焼酎のそば湯割り。


久しぶりの贅沢です。


ぷはー、生きかえったなぁ。うめーなー。



O課長のブログ
お通しは蕎麦をカリッと揚げたもの



…やっぱりオヤジっぽかったです(T_T)