今日より明日 -8ページ目

今日より明日

いつか誰かに曲をつけてほしい歌詞の卵を書いていきます。制作の裏話はXに書いています。

時の向こうに消えたのは

甘くも苦くもあるあなた

空の向こうに去ったのは

青くも赤くもあるあなた


心のなかに残るのは

切なく残る思い出か

胸の底まで痛むのは

諦めきれない愛憎か


かくも厳しき毎日を

過ごして今にいたるのは

かれもこれもと思うこと

捨てきれないでいることは


幾千通り言い訳を

用意をしても晴れやらぬ

たった一つの解決も

できずまた今日も日は暮れぬ



冬籠り 春さり来れば 枝々の 蕾膨らみ いづくより 鳥の来たれる 外套の 裾を揺さぶる 一陣の 風ぞ吹きくる そが中に われ一人のみ 北風を 心に秘めて 叶はざりし 夢を手放す こともせず して足摺りし 歩みつつ 昨日も今日も なれどなど 歩みや止めむ 一筋の 命つくまで 歩き続けむ


向かひ風強ければこそ生きる甲斐あるといふもの歩み続ける


 

 じぶんのかげ

 

じぶんのかげが気になる日には

じぶんのなかの別のじぶんを

じぶんのそとに追い出すことを

じぶんとじぶんの果てない対話

 

あいてのことが大きく見えるのは

あいてのそとに広がるかげを

あいてのなかに含めることを

あいて以上のあいてとの会話

 

それはいつでも分かっているが

それはどこでも忘れていないが

いつでもどこでも騙される

 

じぶんとあいての物語

いつでもどこでも続いてる

私とあなたのストーリー

 

 

ものをみるときしらずに足している

それをだれかは思い込みという

なにかをいうときしらずに引いている

それをだれかはご都合という

 

足すのも引くのも勝手にできる

いやなことには目をつぶり

あるはずもない飾りをつける

 

足すのも引くのもだれかにやられる

気持ちのいいものだけ見て

苦しいことは気づかぬように

 

ものをみるときしらずに足している

なにかをいうときしらずに引いている

ものを知るときしらずに足されて

なにかをするときしらずに引かれている

 





薄暗い雲 覆われた 都会の朝の 空間は 幾何学的に 削られて 人のためには よいものの 野性をなくして 息潜め たとえば落ち葉に 隠れつつ たとえば 北の風に乗り 積もる日頃の 鬱情や 儚い夢の 風車 回して回す 時の船 進むところは 誰のもと 薄暗い雲 覆われた 都会の朝の その下の たどり着くのは 誰の家