ダービーまでのクラシック戦線で初年度として2頭のクラシック出走馬を輩出でき、非社台SS種牡馬としては上々のスタートをきったゴールドシップ。去年の11月頃書いたゴルシ産駒のポストの内容を少し振り返ってみたいと思います。


過去の内容を簡単にまとめると、

 

ゴールドシップはステイゴールドの特徴を継続して遺伝する

白いステイゴールドである。

 

このように仮説していますし、今もそう思っています。

いわゆるバネを効かせて走るタイプがゴールドシップの走る馬では?ということ。

 

ウインで募集された4頭の募集時の動画のうち対極にあったマイティーとベイランダーを並べてみます。

 

◆ウインマイティー

 

◆ウインベイランダー

 

私はベイランダーの柔らかで可動域が大きな動きができるころがいいなと思ってこれこそステイゴールドの筋肉の柔らかさだろうと考えて出資しました。

 

が、それが違ったかもなと今感じています。

 

筋肉についてわかりやすい表現でまとめられたスライドがある動画(【一口馬主コンシェルジュ】注目種牡馬シリーズ①走る産駒の馬体と傾向を考察する『エピファネイア編』)にあったのでそこから引用です。

 

ステイゴールド系のバネとは、

≠柔らかさ、緩く大きな動き

=キビキビと素早く収縮する運動神経の良さ

こういうことなんだと思います。

 

なので、柔らかくて大きな動きよりは素早くける運動神経の良さをもっと上位に評価すべきだったような感じですね。(ここは反省)上の2頭の募集動画を見比べてそこの違いは覚えておこうと思います。

 

 

●配合的なところ

白いステイゴールドなのでステイゴールド内のノーザンテースト増強的な配合を踏襲した方がいいと考えていて、

その傾向にあるのはまあある意味間違ってないのかな、と。ブラックホールが出てきているので。

 

が、最近読ませていただいた2つのブログ

 『岡田スタッド19年産注目馬⑩』 byイチローさん

 走るゴールドシップ産駒の選び方 byTK達乃助さん


どちらも内容はゴールドシップの活躍馬は5代アウトブリード配合で仕上がっているというもの。

ゴールドシップの母方のポイントフラッグがオルフェーヴルよりもさらにホワイトな(あまりメジャーじゃない)血統で占められているだけに、完全なアウトブリードよりは何か引っかかる部分があった方がいいんじゃないかなと思ったんです。


それがどっこい、

 

 

勝ち上がり率高いびっくり


 


えっぐい。 

 

 

おそらく5代アウトブリードの馬の中にもVice Regency≒ノーザンテースト的な仕掛けを持つ馬やステイゴールド×デンヒル(フェノーメノ的な)みたいな馬がいて、基本的にステイゴールドなのはそうだと思うんです。これはこの成績を見ても変わらず。

(マイティーも母系の持つドナペリオン要素でノーザンテーストに刺激を入れているので。)

 

ただ、直接的なクロスで濃くしたったでーってよりは、フワッとサワッとゴルシパパの気に触れない程度でノーザンテーストをこちょこちょして上げるくらいで留めておいた方が良いのと、合わせてオルフェよりはもっとステゴ配合に寄せた形での繁殖を持ってきても良いと思いますので、ステゴつけて走った馬にゴルシ持ってくるで良いんじゃないでしょうか。

 

と、個人的には思いました。

 

ゴルシのアウトブリード配合で母系に●●の血を持っている馬みたいなソートがかけられたらもっとダイレクトに考察できるんですけどね。

 

 

 アウトブリードの中でもフックを持つか全くの異系かでわけたら面白そうな気はしますがそんなカチッとみずともアウトブリード最強!というそれでいいと思いますね。