本日は『続・黒帯への道』の続きを書く予定でしたが、明日にアップしますねっ
さて、もう何年もの間です
気になって仕方がなかったのが
和風中華さかえや
一体それは中華なのかそうではないのか 和食なのかそうではないのか
もしかしてすべて和風ダシで作る中華なのか
そして、前を通るたびに
場外焼きそば ピンピン炒
一体これはなんなのだろうかっ
と、思い続けてかれこれ数年が経っていました。
この、気になって仕方がない私の悩み
この悩みを、演奏に乗せてある時『和風中華さかえやっていったいなんなのぉぉ!!』と訴えかけたことがありました。すると
そこはガールズバーだよ
と、さらに私を揺さぶる答えがここのご近所さんから返ってきたのです
和食ではない 中華でもない それは本当にガールズバーなのかっ
ということで、この謎店さかえやの常連のみなさまが『ならば連れて行ってあげましょう』と、ついに昨日何年も続いた悩みを解消すべく私はこの不思議な暖簾をくぐったのでした
そこは入った瞬間おうちのような雰囲気でした
小さなカウンターで緑茶ハイを楽しむおじさんと、隅の席のお姉さんはボトルキープの焼酎タイム。
反対側に小上がりの席が2テーブル。片方では家族連れがラーメン餃子をやっています。飲み屋兼中華なのか。
そしてカウンターの中から『いらっしゃーい』とものすごい声色!おそるべし声!まるで寄席の舞台から聞こえてくるようなテンションの高い通る声です。
なるほど、この二人がガールズなのかと思いながらカウンターを覗いてみたらかわいいママが二人なんと傘寿を迎えたと。全然そんなふうに見えない!
と言うことで、町会のドンも交っているそれはそれは濃い常連のみなさまにいざなってもらって『さかえやデビュー』を果たしたのでしたが、
なるほど和風中華とはうまい名前をつけたなと
ご家族連れはラーメンと餃子、これは確かに町の中華屋さん的な方向性。けれどそれだけでない何か、きっとこれが『和風』
その他諸々がすべて『和風』で表現されている、私が暖簾をくぐった時に感じた『おうちっぽい』と言うのもおそらく『和風』ということなのだと思いました。
テーブル脇の調味料に並んで、小瓶に春日井のグリーン豆やミニ歌舞伎揚げが入っていたりするのもなんだかやたらと和みます
そして、横長のオシャレな器にタケノコをキレイにのせた美しい突き出しが出てくると、常連のみなさまが一斉に
『こんなシャレた皿みたことねーよっ』と総ツッコミ。ママはにたにたと笑いながらテンションの高い通る声で見事に切り返しをしていました。
お初の私がいたので気を利かせてもらったようです
そして気がつけば人が来る来る!大人気店です
5人組が入ってくると
『そりゃお二階だわっ!ねっ!』とやはりよく通るテンションの高い声で二階へいざない『は〜い』と二階へ消えてゆく5人組。
お二階も気になるところです。
ちなみにお手洗いも、出たあと気がつくとなぜだか表に出ているというイリュージョン付きです
不思議だね
私が悩むほど気になっていた謎のお店はかわいいかわいい大人気店だったのでした。近所にこんなお店があったら絶対に行くよなぁ〜
下町はステキ
そして、『店の前にこういう自転車が置いてあるといいお店』という私の密かなる法則がまた更新されました
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hirokophone(Vo,piano,story
今回もギター伊藤雅昭とのduoスタイルで落語のように
春の気持ちのいい頃です。軽やかなファッションに身を包
どうぞよろしくお願いいたします