全てが朽ち果てた廃墟にプリペアード・ピアノが命を吹き込む"Hauschka"の傑作! | moreブログ

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【more records】

エレクトロニカ伝説の名門"Karaoke Kalk"からデビューを飾った、ドイツ人のピアニスト兼作曲家、モダン・クラシカル・アーティストHauschka。

「Abandoned City」="見捨てられた街"と題されたこのアルバムはFour Tetのライセンスでも知られるUSレーベルからリリースされた永遠の傑作です。



収録曲は「Who Lived Here?」を除いて全て実在するゴースト・タウンの名前が付けられています。
まるで廃墟のような全てが朽ち果て、はぎ取られたような生々しい喪失感が漂う空気。



その廃墟にHauschkaの代名詞であるプリペアード・ピアノが命を吹き込んでいくような緊迫感がたまらない。
(ピアノの弦にねじやボルト、ゴムなどを挟み音色を変化させたもの)

このアルバムはプリペアード・ピアノの可能性を探求する彼ならではの作品となってます。




シガー・ロスのLIVEのSEに使用されたり、ムーム、エフタークラング、デヴェンドラ・バンハート、スティーヴ・ライヒなど支持されるのも納得な音楽性。

未体験の方は是非!

HAUSCHKA 「Abandoned City」は こちら