クラシカルかつ現代的なチェンバー・ポップを奏でる稀代のSSW、Dudley Benson | moreブログ

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ルーファス・ウェインライト、アントニー&ザ・ジョンソンズ、スフィアン・スティーヴンスらとシンクロするピュアで美しいメロディと非凡なポップ・センスのチェンバー・ポップを紡ぎ上げるニュージーランド出身のシンガーソングライター

Dudley Benson




今回は彼の1stアルバム「The Awakening」



と2ndアルバム「Forest: Songs by Hirini Melbourne」をご紹介!



「The Awakening」は、ダドリー本人が作詞・作曲は勿論、アレンジ、プロデュースまで自ら手掛けており、自身のピアノ、ハープシコード、チェレスタ、オルガンをメインに据えた、極上のチェンバーポップスを展開。

聖歌隊、弦楽団、リコーダー・カルテットをフィーチャーした、センチメンタリズム溢れるサウンドは、まさに前出のアーティストの名前に反応した方なら、必ず虜になるはず!


Dudley Benson-Audrey H.

この曲は、そんなチェンバーポップの極みといった名曲ですね!


また、このアルバムでは、ニュージーランドの先住民族マオリの伝統的な楽器Taonga Puoroの演奏家リチャード・ナンスをフィーチャーしているところも、彼のルーツをに関わる重要なポイントで、次作の「Forest: Songs by Hirini Melbourne」への布石に。

2010年にリリースのこの2作目では絶滅の危機に瀕しているニュージーランドの野鳥にインスパイアされ、マオリ族の著名なコンポーザー、Hirini Melbourneの鳥に関する楽曲を独自の解釈によってアレンジした作品集になってます。

前作のチェンバーポップとは打って変わった、殆どが人間の声のみでレコーディングされ、伝統的な合唱とヒューマン・ビートボックスが混在した、フォーキー、エキゾ、ヒップポップの要素がミックスしたオリジナルなサウンドが、このアルバムでは展開。Vashti Bunyanも参加してます!

彼のアーティストとしての非凡な才能が、ここでは大きく花開き、ルーツに根ざしながらも自由な先鋭的なサウンドを聞かせてくれます!



そして彼は2012年に来日!

なんとモアレコでインストアライブを披露してくれました!




Dudley Bensonのこの2枚のアルバムは、ぜひチェックして下さいね!→コチラ