キャンドルの灯とともに Colleen「The Weighing Of The Heart」 | moreブログ

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Colleen「The Weighing Of The Heart

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スペインに拠点を置く、人気フランス人女性アーティストColleenことセシル・ショット。

彼女のこれまでの作品は楽器のみのインストゥルメンタルミュージックでしたが、今作は彼女自身のエレガントなウィスパーボイスの歌声をフィーチャーしてます。

中央アジア、インドネシア、南アメリカ、アフリカの伝統音楽、中でもアフリカの弦楽器コラやギター音楽、そしてパーカッションに影響を受けて作られたというこの作品。

そういった非ヨーロッパ的な「音」を取り入れながらも、作り上げたサウンドは

教会が似合うバロック音楽風だったり、宮廷音楽風だったり。

でもアルバム全編通すと、とても無国籍でタイムレスな不思議な音。

民族楽器がミニマルに鳴らされる中に響く彼女の歌声はとても神秘的。

そして恍惚感もあります。



静かな夜に

部屋を暗くして

キャンドルを灯して

ゆっくりと聴きたい音楽ですね。


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写真の彼女が弾いてる楽器は、16~18世紀前半に用いられた6弦のヴィオラ・ダ・ガンバというヴァイオリンの仲間の楽器。

これをギターと同じチューニングにして弾いてしまうところも、無国籍感を強くしてるのかも知れませんね。

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