ある運動指導者が言った。
「君も若くないんだから、先のこと考えて無理しないで!」
ある運動指導者が言った。
「30歳越えると膝や腰が痛くなるよ、君も直にわかるよ」
ある運動指導者が言った。
「歳をとったら代謝が悪くなって体重も落ちづらいよ、君も今だけだよ」
運動指導者がそう言う。
あなたの生活を振り返ってみるといい。
昔のように運動をせず、自らを衰えさせたのは誰か?
最適なConditioningをせず自らの身体を傷つけてきたのは誰か?
自分の食事を振り返ってみるといい。
酒を飲み、脂質ばかりを摂取し栄養管理を怠ったのは誰か?
朝早く起きるのを億劫に思い、食習慣を乱したのは誰か?
結局のところ原因は自分の意志にある。
しかし、「歳」というのは誰もが平等に取る。
老若男女問わず誰もが等しく歳を取る。
だから誰もが理解しようとする。
「歳を取ったら仕方ない」
そうやって自らの可能性に自分でフタをする。
【加齢】という共通言語で自らの言い訳を正当化しようとしているのではないかと思う。
感謝すべきことに偉大な先人に恵まれ、最先端のConditionig Methodを学んだ。
今後、発展し解明され続ける人体の不思議を学び続ける覚悟もある。
だからこそ自分は学び続けるだけでなく、【加齢】という誰もが乱用したがる言い訳に対して実践し、証明していきたいと思う。
アメリカの総合格闘技には53歳のトップクラスの選手もいるという。
要は「自分に言い訳を一切作らない」という覚悟1つなんだと思う。
トレーナー・インストラクターという仕事を「若いうちだけの仕事」と思っている人もいるかもしれない。
そう思い、クラブを退社していく人もいるかもしれないが、自分はそうではないと思う。
現場で培った経験というものは必ず必要とされるものだと思う。
また、フィットネス業界は斜陽産業と思っている人もいるかもしれない。
しかし、「運動」というものは日常生活で降りかかるストレスから、心と身体を整えるために恒久的に必要とされるものだと思う。
流行で片付けられるようなものではない。
「運動」とは常に人から求め続けられるものだと思う。
ストレスからの開放を求めてクラブにお越し頂ける方に、今日のように笑顔で帰って頂けるとトレーナー冥利に尽きる。
訪れる方が笑顔になれるクラブ。
会員様・インストラクターさん・スタッフその場にいる全員が笑顔でいれる場所。
そんな場所を造るのは高望みなのか?
そんなことはないはず。
自分の可能性にフタをしなければきっと造れる。
思い上がりでもいいし、とりあえず自分を信じてやってみよう!