安心・安定・安堵・・・要は安らぎ | Moratoriumer´

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今日も波に揺られて海を漂う。

「カーテン閉める?」

「扇風機使っていいよ。」

何気ない日常の中の言葉。

でもそれが妙に安心する。

ちなみに大抵言葉にする前にしてくれている。

「疲れてるなぁ。」

「休んでな。」

さり気ない気配りの言葉。

それが近頃のうちの安定の秘密。

どんなに疲れていてもうちには帰る場所がある。

あきとのそんな同棲生活は

「安堵」という

うちにとって縁の遠い不慣れな言葉がよく似合う。

昨夜はよく目が潤った日で

なんだか疲れて横になっていたら

シャワーも浴びず歯も磨かず

布団も下敷きにしたまま自然に眠ってしまった。

いつもなら

寝付きが悪く

あきが動くと起きるんだけど

昨夜は珍しく朝起きるまで眠っていた。

目を覚ました時

うちは一人ベッドにいた。

いつもは二人のはずなのに。

下に目をやった。

あきは床で眠っていた。

うちがぐっすり眠っているのを妨げないように。

ふと何かが被されているのに気付いた。

お腹の上にあきのポロシャツ。

おそらくお腹が冷えないように被せてくれたんだろう。

それから辺りを見回した。

食卓に置かれていた食器やペットボトルは綺麗に片づけられ

部屋は昨夜のうちの心とは異なり

落ち着いた様子だった。

そこまできてようやく頭がさえて状況を把握。

そしたら

心がすごくあったかくなった。

幸せな朝だった。

あきはうちに安らぎを与えてくれる。

当たり前に一人で乗り越えてきた様々が

いつの間にか一人ではなくなっていた。

でも

弱くなったわけじゃない。

むろん

強くなったわけでもない。

ただ

心から安らげる場所が

うちにはできたってこと。


縁の遠い感覚ばかりで、
今日は上手く言葉になりません↓

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