その後の夜と朝と昼 | Moratoriumer´

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今日も波に揺られて海を漂う。

その後。

昨夜ブログを書き終えたあと

情けなさこの上ないですが

口で伝えられなかったうちは

あきに読んでもらいました。

伝わったところもあれば

伝わらないところもあったけれど

ブログも見せない方が良かったのかと

後悔しかねない瞬間もあったけれど

そこからは互いの腕の見せどころといいますか

言葉を超えた表現も駆使して語り合いました。

いや

うちはとにかくあきの言葉や目や手の動きや雰囲気

様々な角度からあきを感じようとしただけでした。

心が揺れながら話すあきに対して

「うん。」

を貫きとおすだけ。

うちがそれ以外の言葉を発すれば

もつれた糸をさらに硬く締めてしまうだろう

と直感的に思ったので。

だからうちからのアウトプットはノンバーバル。

自分の右手に全てを込めて

恐る恐るあきに触れていました。

もうそのときには

「ごめん」も「ありがとう」も

ホンっトどーでもよくて

ただ「好き」だけを伝えようと全精力を注ぎました。

おそらくあきもうちと似ているところがあって

あくまでうちの想像でしかなかったけれど

泣いてるときほど誰にも甘えられず強がってしまう。

心の奥では温もりや安らぎを求めていても。

うち自身はそんなとき

何度も心の中では誰かを求めて叫んでいたから

そんな自分をあきに投影させ

一人静かに涙を流すあきを前に

絶対に抱きしめようと

波をうかがいながらそのときを待ちました。

一瞬力の抜けた瞬間があったので

そのタイミングを逃さず離さず

もう本気で抱きました。

あきの全てを受け止めようと。

でもこれはあきから学んだことでした。

あきがしてくれたからできたことでした。

あきと付き合う前

初めて飲みに行った帰り道

強がりの塊でしかなかったうちを

力強くかつ優しく抱いてくれました。

「本気で抱かれたことのない人に

本気で人を抱くことはできない」

という話を聞いたことがあるけれど

そのどちらの“人”もあきでした。

抱きしめてからは

ようやくうちも安心できて

また少しずつだけれどいつものように晩酌を続け

気付けば深夜2時。

いつものように無邪気にわいわいしてるあきの姿を見て

いつものようにそんなあきとはしゃぐうちを感じて

ようやく眠りました。

朝になって

うちは午前から用事があったので

あきを起こさないよう一人ごそごそとご飯の準備。

遅れて起きたあきは

まだ少し昨日の余韻があるようでした。

口を開けば自分のことを散々に言うばかりだったけど

昨夜はうちに向けても色々と言っていたけれど

それも矛先はうちではなく

あき自身に向いているように感じていたので

朝になって

「ごめん。」と何度も謝るあきに対して

うちは今度は

「うん。いいよ。」を貫き通しました。

おそらくその「ごめん」は

あきが自分のために必要があって言っていたと

うちは思うから。

完全復活していないあきを残し

うちは用事のため家を出たけれど

お昼はあきが誘ってくれたので一緒にランチ。

始めはまだどこかいつもと違う表情だったけど

ご飯を食べ終わるころには

昨夜の話を笑いながらして

周りなんて気にせず二人でふざけて。

いつものようにわいわいして。

復活どころかうちは自分なりに成長して

今に至ります。

昨夜のブログでは

大変ご心配をおかけしてすみません。

コメントをくれた方

メールをくれた方

電話をくれた方

直接はわからないけど見守ってくれた方

本当にありがとうございます。

心から感謝しています。

自分も大切にしながら

あきを大切にしていきます。

昨夜あきはうちに聞いた。

「何のために生きてると思う?」

そのときうちは

「わかんないよ。

考えたらしんどくなって死んでしまうから。」

と答えたけれど

実はうちなりの答えはあったんだ。

「あきと幸せな明日を過ごすため。」

それでいーじゃん。

それでは最後に。

アラサーのあきに物申す。

21歳なめんなよっ。

うちを誰だと思ってんじゃーい。

そしておまけに。

ホントは「ごめん」と心で言いながら撮った。

でもこの言葉のがいいね。

$Moratoriumer´-これからも