気づけば踏まない | Moratoriumer´

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今日も波に揺られて海を漂う。

結果報告。

一時間の観察を終えて。

人の足は止めることができても

人の心に留めることは難しい。

でも今回

一番のうちの目的は

「気づけば踏まない」

といううちの仮説を視覚的に表現してみたかった。

ある意味作品制作的な。

ちょっと雑いけど

できあがったのがこちら。

Moratoriumer´-気づけば踏まない

これで何が言いたいのかって

・・・正直なんかよくわかんなくなっちゃった。

もともとは

当事者が・・・あんま分けるの好きじゃないけど・・・

当事者が相手をもう少し信じられないかって

伝えればわかってもらえるんじゃないかって

そういう思いがうちは強くて

うちは試みたのかもしれない。

でもね

隠さずに言うけど

やっぱいるよね。

これだけ多くの人がいたら当たり前なんだけど。

故意に踏む人も。

ただそれは本当にごくごく一部で

ってかたった2人で

母数はさすがに数えてないから何%かは言えないんだけど。

何を思って踏んだのかも聞いてないから

違う意図があって踏んだのかもしれないから

数字的な話でうちは終わっておきたいけど。

たった2人。

でもその場面を見てたうちは

実は泣きそうだったさ。

悲しかった。

いつの間にか

うちはこのブロックに自分の心が宿ってたみたいで

直に自分の心が踏まれたようで痛かったよ。

人が通るたびにその人を信じた。

「踏みませんように・・・」って。

信じたからこそショックが大きかったのかな。

たった2人。

でも数じゃないんだよね。

当事者が出会った人

そのたった一人の反応が

どれだけ大きなものかをひしひしと感じた。

そしてそれに一人で耐える孤独。

うちにはわかるよ。

よし。

こっからは明るい話。

すんごい確率で

人の目がこのブロックに止まった。

そして

すんごい確率で

このブロックを踏まないように進路を変えた。

狙い通りでした。

ただね

すいません。

「なんかこわいんだけどー!」

と言わせてしまったみなさん(笑)

ですよねー(笑)

突然こんなん置いてあったら怖いよね。

しかも誰が置いたかわかんないもんね。

そして字の部分が可愛さ全くないもんね(笑)

発泡スチロールの性質上ガタガタになっちゃってさ。

・・・という言い訳。

一番嬉しかったのは

「あ、これえまさんのだ。」

とうちの知らない人が言った一言。

そうやって思い出してくれると大変嬉しいです。

そうそう。

今回ずっと上から観察してて気づいたのは

周囲にいる人によって行動が違うこと。

一人の場合は遠慮なくがっつり見る人が多い。

友達といる場合は声にして感想を述べる人が多い。

知らない人も周りに多くいる場合は見事に避けていく。

ちなみに・・・踏むのは友達しかいない数人の場合。

友達の反応が楽しいのかな。

友達と一緒にふざけるのが楽しいのかな。

だからつまり

その一緒にいる友達が観客にならないことが予防策?

周囲の人の存在もすごく大事なんだな

ってのが今回見てて気づいたこと。

・・・と考えてきたけど

これはあくまで「ブロック」についての話であって

直接同性愛に繋がるかは謎。

ちなみに

同性愛ブロック

無事帰ってくるのはやはり難しかったか。

Moratoriumer´-おつかれさま

自転車で気づかず乗り上げちゃった人もいたしね。

このブロック

乗っちゃうと「サクッ」って音がする。

踏んだ感触があるのもまたポイント。

でも日常では

音もせずに

踏んだ事にも気づかずにいることって

いっぱいあるんだろうね。

もちろんうちも人事じゃない。

さて

最後に。

実はめちゃくちゃ不安だったことが二つ。

とっさに避けようとして怪我をする人が出ないか。

結果

誰もいなくて本当によかった。

それと

誰かに迷惑をかけるんじゃないか。

いたら本当にすみません。

もちろんそうしたことも覚悟で今回はやりました。

だからこそ不安で不安でしょうがなかった。

ただうちの性質上

同じことを二度やることはほとんどないので

どうか許してください。



そうそう。

「反ホモフォビアの日」ってことで

今回はものすごくメッセージ性を強くしたけど

やっぱこういうメッセージはうちにはしっくりこないかも。

一方的なメッセージっていうのかな。

一部にだけ注目したメッセージっていうのかな。

それよりも

みんなが楽しめるようなのがいい。

みんなが幸せな気持ちになれるようなのがいい。

これってうちにとってすごい大切だな。