君にとどけ -lecca- | Moratoriumer´

Moratoriumer´

今日も波に揺られて海を漂う。



歌詞の一文一文が

うちの鎧を一つまた一つと剥がしてくれた。

優しくあまりに自然にスルスルとほどいてくれた。

気づかなかったよ。

身体を引きずるほど重い鎧を身にまとってたなんて。



こんなに身体が軽くなって初めて気づいた。

目を閉じて聴けば

皮膚さえ感じないくらい丸裸にしてくれた。

どうやらうちが求めていた言葉が

歌詞に溢れてるらしい。

誰かに言って欲しいなんて

欲張りなことは求めない。

いや

誰もいないから

きっとこんなに素直になれるんだろうな。

ただその言葉が耳を通して心身に響く

それだけで楽になれた。

今のうちに

そっと寄り添ってくれるそんな曲。

ふふ。

こんなん書いてたらバレちゃうね。

うちはそんなに強くない。