歌詞の一文一文が
うちの鎧を一つまた一つと剥がしてくれた。
優しくあまりに自然にスルスルとほどいてくれた。
気づかなかったよ。
身体を引きずるほど重い鎧を身にまとってたなんて。
今
こんなに身体が軽くなって初めて気づいた。
目を閉じて聴けば
皮膚さえ感じないくらい丸裸にしてくれた。
どうやらうちが求めていた言葉が
歌詞に溢れてるらしい。
誰かに言って欲しいなんて
欲張りなことは求めない。
いや
誰もいないから
きっとこんなに素直になれるんだろうな。
ただその言葉が耳を通して心身に響く
それだけで楽になれた。
今のうちに
そっと寄り添ってくれるそんな曲。
ふふ。
こんなん書いてたらバレちゃうね。
うちはそんなに強くない。