カミングアウト!!~部員12人を前に~ | Moratoriumer´

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今日も波に揺られて海を漂う。

実は女子サッカー部に所属していました。

しかし

やりたいことや今しかできないことをするために

部活を休部。

それからは海外に行ったりバイトしたり

日々自分のことを考えたりしていました。

自分のやりたいことっていうのは

自分というものを突き詰めることだったんです。

そして今「FTFr」という自分に落ち着きました。

約1年かかって本当にやりたいことをみつけました。

それが今の夢です。

それを実現するためと覚悟を決めるために

部活を休部ではなく

退部することにしました。

今年最初の部活が昨日あったので

ミーティングの時間を少し頂いて部員に報告しました。

そして

そのときにカミングアウトもしました。

というかカミングアウトが実は本当の目的でした。

これを機にスタートしようと思っていたんです。

身近な社会を変える

第一歩。

大学の教室でのミーティング

部員12人を前に

教壇に立つ自分。

退部を報告。

そしてカミングアウト。

黒板を使ったりもしながら自分の性について語りました。

うなずいて聞いてくれる人や

ずっと目を見て聞いてくれる人

ときどき下を向く人もいたけど

みんなうちの気持ちを受け止めてくれているようでした。

うちが話し終えた後には

みんなの笑顔と拍手を頂きました。

いくら頭で理解してくれたとしても

明日になったら接し方が変わっているかもしれない。

自分だって変わっているかもしれない。

でもそれは自然なこと。

覚悟はしていたはず。

カミングアウトを一通りしたあとに

こんなことも言いました。

「うちのことを友達とか周りの人とかに話してくれて全然いい。

もし興味がある人がいたら直接話すし

自分でも徐々に話していくつもりだし。

うちは大学という社会から変えようと思ってるから。」

って。

うちの大学は狭いので

きっと自然と広まっていくでしょう。

でもそのときに

うちのことを誇らしく話してくれたら

最高に嬉しいと思う。

話したくてうずうずするくらいになったらいいな。

見てみたいって思われるくらいになったらいいな。

そして「かっこいいじゃん!」って思わせたいな。

カミングアウトすることで

距離を置かれるんじゃないかとか

変に気を使われるんじゃないかとか

どっかでそんな不安を抱いている自分がいたけど

実際には

味方ができたような

そんなふうに感じるのは

気のせいかな・・・。